筋肉美をもつ女神シリーズ14人目は、さまざまな異名を持つ、ペク・ソンへ。連載「マッスル美女」とは……
きっかけはダイエット。トレーニングにハマったセクシー美女選手
ムダな肉一つないボディラインと、華やかなルックスを兼ね備え、フィットネス選手の中でも一際強烈な色気を放つ女性。彼女の名は、ペク・ソンへ。
韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会「MAX Qマッスルマニア」2021年下半期大会では、フィットネス女子部門でグランプリを受賞。「MAX Qマッスルマニア」2020年ゼニスチャンピオンシップ水原(スウォン)大会では、スポーツモデル部門でグランプリに輝くなど、その実績もルックスに負けないほど華やかだ。
そんな優れた成績をおさめてきたエリート選手のペク・ソンへだが、トレーニングを始めたきっかけはごくありふれた理由だった。
「本当にお酒が大好きで…タッパル(鶏の足を辛く炒めたもの)と焼酎で毎日晩酌をしていたら、あっという間に10kgも太ってしまったんです。これではダメだと思い、ダイエットのためにトレーニングを始める決心をしました」
こうしてジムの門を叩いたが、やはり慣れない運動や激しいトレーニングが苦痛だったと語る。
「本当に辛くてやめたかったです。それでも諦めずに鍛え続けた結果、6ヵ月かけてやっと筋トレを習慣化させました。鍛えるたびに身体が応えてくれるのが嬉しくなったんです」
今では365日のうち360日はトレーニングをするほどの筋トレマニアだと話すが、トレーニングで得たのは美しい体型だけではないという。
「実は毎晩、睡眠薬を飲んで寝るほどの不眠症だったんです。筋トレを始めてからは毎日ぐっすり眠れるようになりました。トレーニングのお陰で、女性の悩みの種でもある貧血や便秘も改善しました。美しいボディに健康、さらには自信までついて、本当にいいことづくめ」
“一石三鳥”の効果を手にした彼女は、ますますトレーニングの魅力にはまっていき、冒頭で紹介した「マッスルマニア」への出場を決意。しかし、大会までの道のりは険しいものだったと振り返る。
「元々、筋肉がつきにくい体質なんです。ですから大会の準備期間は週6日欠かさずトレーニングを行ったり、タンパク質をたくさん摂ったりして…あんなに卵を食べたのは生まれて初めてでした」
そんな猛烈な努力の末にグランプリを勝ち取ったペク・ソンへ。今では、「ビキニ大統領」「セクシークイーン」「魔性のヴァンパイア」「モデル界の覇王色」といった様々な異名を持つほどに。彼女が多くのファンから支持されていることは容易に想像できるが、彼女が次に目指す未来は何なのだろうか。
「韓国で最も知名度の高いフィットネス専門誌『MAXQ』で表紙を飾ること、そして『マッスルマニア』の審査委員になることですね。私って欲張りなんです!」
そう言って笑うペク・ソンへを人々が愛さずにはいられないのは、彼女が常に弛まぬ努力を続けているからだろう。余裕な笑顔の裏には冷めない情熱が轟々と燃えている。
【関連記事】
まさに『ONE PIECE』のリアル・ナミ! 完璧なボディラインに隠された汗と涙
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやか筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。