フェムテック/女性ヘルスケアが大きく注目されるなか、今後市場拡大が予想されるメンテック商品。その最新事情を紹介する。【特集 メンテック最新案内】
1.【ダディ】気まずい「あの検査」を自宅で行え、冷凍保存も!
クリニックでの精液検査は何かと気まずいものだが、「Dadi(ダディ)」は自宅で検査が行え、さらには精子を冷凍保存できるという米国スタートアップ企業の新サービス。キットに精液を入れて指定の場所に送ると、48時間以内に精液量や精子濃度などの検査結果レポートが送られてくる。米国内での価格は、検体3点の検査と1年間の冷凍保存つきで199ドル。詳細はこちら
2.【オムテック】妊活を女性だけのものにしない! アンファーの新ブランド
最新の医学に基づく事業を展開するアンファーが、三大男性機能(精子力/勃起力/性欲)に着目し、専門医が監修するプロダクトで男性の妊活を支援する「HOMTECH(オムテック)」を立ち上げた。ベースケアとなる妊活プロテイン、精子力をスペシャルケアするサプリメント、そして勃起力と性欲をケアするコミュニケーションドリンクが2022年11月9日発売される。
《3分で男性機能をチェック!》
男性機能の専門医師が監修したアンファーの男性 機能チェック。簡単な質問に答えるだけで、自身の三大男性機能レベル「精子力」「勃起力」「性欲」を知ることができる。詳細はこちら。
3.【レガシー】元経営コンサルが立ち上げた精子検査&凍結プラン
精子の状態の在宅検査と冷凍保存が行える米国発の「Legacy(レガシー)」。不妊で悩む創業者が高額な凍結保存料(年額500ドル)に疑問を感じ、廉価な在宅検査キットと凍結保存プラン(年間119〜145ドル)を提供するサービスを立ち上げた。凍結保存なしで即日検査のみのキット料金は295ドル。検査結果について医師とのオンライン診察ができるほか、サプリメントの処方もある。詳細はこちら。
4.【マイヒクセル】専用デバイスとアプリで“早漏問題”を解決
デバイス(いわゆるオナホール状のマスターべイター)と、デバイスと連動して動く専用アプリによるトレーニングを通じて、射精時間をコントロールできるようにするというのが「MYHIXEL(マイヒクセル)」。挿入から射精まで3分保たない人向けが「MYHIXEL MED(239ユーロ)」で、3分以上は保つが、改善したいという人向けが「MYHIXEL TR(189ユーロ)」。詳細はこちら。
5.【コソ】睾丸に超音波を当てて避妊する時代が来る!?
男性が行える避妊といえばコンドームの装着とパイプカットだが、ミュンヘン工科大学の研究から生まれた「COSO(コソ)」は、睾丸に超音波を当てることで既存の精子の動きを変化させ、新しい精子の形成を一時的に抑制するというもの。とはいえ 原理はまだ仮説段階で、プロトタイプが作られているのみだが、実用化されれば「避妊の常識」が変わるかも!? 詳細はこちら。
6.【ヒムズ】EDや薄毛治療をネットで完結 メンテックの先駆け
EDや薄毛の相談というのはセンシティブであり、クリニックまで足を運ぶというのもなかなかハードルが高い。だが2021年1月にニューヨーク証券取引所に上場した米国のオンライン医療サービス企業「hims(ヒムズ)」ではネット上で完結。対応は 英語だが、いくつかの簡単な質問に答えるだけでソリューションにたどり着く、メンテックの先駆けといえる。詳細はこちら。