筋肉美をもつ女神シリーズ10人目は、ボディビルの世界大会にも出場した、ユ・イェジュ。連載「マッスル美女」とは……
大会初出場でトロフィー7個を総なめしたマッスル美女、ユ・イェジュとは
アジア女性の美しさを世界に広めた「美の伝道師」がいる。その名はユ・イェジュだ。
儚げな癒し系フェイスで優雅なビジュアルを誇る彼女が、韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『2021 MAX Qマッスルマニア・オリエント・チャンピオンシップ』でトロフィー総なめという偉業を果たした。
大会で最も注目度が高いとされるミス・ビキニ部門でのグランプリをはじめ、スポーツモデル・オープングランプリ、ヴィーナス賞など、初出場にもかかわらず計7つのトロフィーを獲得して鮮烈なデビューを飾ったのだ。
理学療法士だった彼女が、フィットネス界に足を踏み入れたきっかけは一体何だったのだろうか。
「自分のスキルを活かして、人助けがしたいというのが幼い頃からの夢でした。大学では理学療法科を専攻して、卒業後は病院で理学療法士として働き、トレーニングが数多くの病気の治療に役立つということを知りました。さらに、ピラティスの動きがリハビリや、整体・骨盤矯正に効果があることに興味を持ち、ピラティス講師に転業したんです」
そこで、ウェイトトレーニングに興味を持つようになったという。
「最初の頃はピラティスでメンタルを重点的に鍛えてきたので、これからは筋トレでフィジカルも鍛えようと思ったのがきっかけです。ウェイトトレーニングを通じて、よりストイックに自分が描く理想の身体に近づきたくなりました」
ユ・イェジュは168cmという元々の長身に加え、ピラティスで鍛えたスリムな体型の持ち主。筋トレを取り入れたことで、より一層美しいメリハリのある体型を手に入れることに成功し、前述の大会で韓国一の“美ボディヴィーナス“となった。しかし、彼女のサクセスストーリーはそこで終わらない。7冠の勢いに乗って世界大会にまで出場してしまうのだ。
2021年11月、米ネバダ州ラスベガスで開かれた『マッスルマニア』世界大会。モデル部門3位、ミス・ビキニ部門4位という華々しい記録を残して世界の選手たちと肩を並べた。初出場とは思えない好成績だったのだが――。
「大会結果を元に何が足りなかったのかを見直し、またトレーニングに励みます。次の世界大会では絶対にグランプリを取りたいですね」
見た目はゴージャスでもかなりの負けず嫌い。韓国一の“美ボディビーナス”が世界一と呼ばれる日も、そう遠くはないのかもしれない。
■連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやか筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。