筋肉美をもつ女神シリーズ7人目は、フィットネスモデルのほか、モデルや女優もこなす元ベリーダンサーのシン・セロム。連載「マッスル美女」とは……
ヒップラインが命! 一番気を使うのは大臀筋のトレーニング
小さな顔にキラキラと輝く大きな瞳。すっと通った鼻筋にぷっくりとした唇。まるでK-POPアイドルのようなビジュアルを誇る彼女の名は、シン・セロムだ。
韓国最高峰のフィットネス&ボディビル大会『マッスルマニア』ミス・ビキニ部門で2位。「SSAコリア・チャンピオンシップ・コマーシャルモデル・ミディアム部門」を制覇。「2019ジェット・スキー・ワールドカップ・インターナショナル・ビキニ・コンテスト」では韓国人として初めて優勝する快挙を達成するなど、ルックスだけでなく受賞歴も華やかだ。
2016年からフィットネスモデルとして活躍しており、映画にも出演。モデルや女優の仕事に加えて、韓国の動画配信サービス「Afreecatv(アフリカTV)」で人気配信者としても活躍している。
そんなシン・セロム、元々スポーツの素質はあった。小学生の時からバレエとベリーダンスに励み、大学でもスポーツ芸術学科を専攻。卒業後はベリーダンスの講師として活動していたが、偶然フィットネスの大会を見る機会があったという。ステージの上でフィットネス選手が鍛え上げられたボディをアピールする姿に一目惚れ。そこからシン・セロムの第二の人生が始まった。
「私も素敵な水着を着て、鍛え上げた身体でステージに上がりたいと思いました。それからは大会を目標に体型管理を始めたんです」
その後はさまざまな美ボディ大会に出場してトレーニングの魅力にどんどんハマり、フィットネスモデルという職業に魅力を感じるようになったという。
「もちろん、大変なこともありますよ。どんな仕事でも苦労はつきものですよね。それでも楽しいこともあります。自分を表現できるという点が本当に魅力的な職業だと思います」
大会で納得のいく結果を残せると、血の滲むようなトレーニングでの苦労も吹っ飛ぶのだとか。
「受賞した時は努力した甲斐があったと感じます。トロフィーを受け取りながら“もっと頑張ろう”とモチベーションにも繋がります」
今では仕事が無い日も、1時間以上の筋トレと有酸素運動をしながら体型管理をしているというストイックぶり。自身のトレーニング内容についてもこう明かしている。
「私は身体のパーツ別に筋トレをしています。月曜日は腰、火曜日は肩、水曜日は腕、木曜日は下半身といったようにローテーションしながら筋肉にアプローチしています。女性はヒップラインが命ですから大臀筋のトレーニングには一番気を使っていますね」
そんな彼女の次なる目標は何なのだろうか。
「『マッスルマニア』にもう一度挑戦して、2位ではないグランプリを必ず獲りたいです」
さまざまな大会でトロフィーを獲得し、モデルに女優にとマルチに活躍していても彼女はそんな現状に満足せず、さらに上を目指している。いつの日か、グランプリのトロフィー片手に美しく笑う彼女を見られるのだろうか。楽しみに見守りたい。
連載「マッスル美女」とは……
健康志向が高まり、身体を鍛える人が増えている昨今。お隣・韓国でも全国各地で大小さまざまなボディビル大会や"美ボディ・コンテスト"が開催されており、ここから輩出された"マッスル美女"たちが脚光を浴びている。美しくもしなやか筋肉美をもつ女神をシリーズで紹介する。