ゴルフギアは進化がめざましく、同時にゴルフファッションの多様化がここに来て一気に進んでいる。ギアやレッスンプロに精通するゴルフライター出島正登氏と、ゴルフのファッションに注目しているゲーテ前編集長の二本柳陵介が新作を解剖。第十回目の今回は、OBSIDIAN(オブシディアン)からゴルフウェア、キャディーバッグをご紹介! ゴルフギア連載はこちら
ゴルフにもファッションにもこだわりとスタイリッシュさを求める全ての人に向けたラグジュアリーゴルフブランドとしてスタートし、2021年夏の本格始動したオブシディアン。2020年にRon Herman(ロンハーマン)でプレローンチしたときには、即完売が続出し、ゴルフにスタイリッシュさを求める、ファッショナブルなプレーヤーから大きな支持を得ていた。ファッション性を重視し、トレンド性の高いエレガントなウェアを提案するブランド。それがオブシディアンだ。
ゴルフウェアにもスタイリッシュさを
二本柳 出島さんはオブシディアンのウェア、バッグ等について知ってましたか?
出島 もちろん知ってました。ゴルファー仲間の間でも話題になっていましたからね。ただ、ブランド自体は知っていましたが、手にとったのは初めてです。
二本柳 今までありそうでなかったブランドですよね。言われてみると、ゴルフウェアってこういうモノトーンでスタイリッシュなウェアが少なかった。いや、あんまり無かったですからね。
出島 そうですよね。意外とここまでファッション性を深く掘ったゴルフラインは初めてかもしれませんね。
二本柳 去年からのゴルフウェアの傾向として、モノトーンが流行った感じがありませんか?
出島 確かに言われてみればそんな気がしますね。コースでもモノトーンに着こなしているゴルファーが増えたような気がしますし、セットアップやセットアップに見えるタイプのものも増えましたね。
二本柳 僕は、オブシディアンがその走りだった気がするんですよね。
出島 ゴルフウェアでシンプルかつスタイリッシュなものって、あるにはありましたけれど、おしゃれな感じには見えにくかった。ただのシンプルみたいな。
二本柳 今までは、誰が見てもわかる「Theゴルフウェア」っていう感じのウェアが好まれていた部分もあったんじゃないかな。でも最近はそういうものじゃなくてもいいんじゃないかって流れになってきて、アウトドアブランドが取り入れられたりとかね。
そしてオブシディアンは「もっとスタイリッシュでも良いじゃないか」という流れを作っている気がする。
出島 ゴルフウェアにも、その時代のトレンドみたいなものはあると思いますけど、選択肢は少なかったと思いますね。コースに行ったら知り合いと一緒のウェアだったって経験をした人も少なくないと思いますよ。特に普段からおしゃれにこだわっている人にとってが、おしゃれなゴルフウェアを探すのに苦労していたと思いますよ。
二本柳 最近知り合いに聞いたんですけど、去年は28もの新しいゴルフウェアブランドができたらしいですよ。これは本格的なゴルフブームと言ってもいい数字だと思いますね。
出島 え!?そんなにできたんですね。すごい数字ですね。確かに今回のゴルフブームは今までとは違う感じがしますね。今までも新しいゴルフウェアブランドって結構あったと思うんですけれど、知らない間に無くなっている印象もあります。
オブシディアンはこれからも着る人がどんどん増えそうですね。
二本柳 どんどん増えていくだろうね。どうせ買うなら格好良いものを買いたいですしね。
二本柳 このキャディーバッグは、6月発売予定で限定55点らしいですよ。
出島 プレミア感が一層高く見えてきました!
二本柳 最近はキャディーバッグは軽いものが多い。びっくりします。
出島 確かにそうですね。プロは今でも大きいカートバッグを使っていますが、スタンドタイプはスタイリッシュに見えますからね。オブシディアンのキャディバッグもシンプルなデザインでいいですね。
二本柳 このキャディーバッグは撥水加工もしてあるし、かなり頑丈そう。
そういえばウェアも撥水加工がしてあるんですよ。
出島 ちょっとした雨のときは嬉しい機能ですね。実際にスイングするときも肩から背中まわりを動かすのがとても楽だったんですよ。
二本柳 楽だよね!素材の感触も凄く気持ちがいいし、ストレッチ生地で動くのが凄く楽。スプリットラグラン仕様っていうみたいで、スイングで大きく背中を動かすときとかにもストレスフリーに動かせる。
出島 オブシディアンは、全体的にモノクロのトーンなんですかね?
二本柳 そうですね。今発表されているのは、モノトーンのスタイリッシュなものだね。2020年にロンハーマンのポップアップストアから火が付いたっていう流れがあって。そういう流れを作った代表的存在なのかなと思っています。逆に、出島さんみたいにずっとゴルフをやっている人からすると、オブシディアンのウェアは落ち着きがあるように感じますか?
出島 そうですね。さっきも話したようにシンプルなものって地味に見えるというか。コースでは派手な方が映える部分もあるので。シンプルでもおしゃれに見えるなら、個人的にはそのほうがいいですね。これからはオブシディアンを着てプレーしたいと思います!
二本柳 「オブシディアン」という名前が、これからもっと広がっていきそうですね!
詳しくはオブシディアンゴルフオンラインストアまで
Masato Ideshima(右)
研修生を経てゴルフ出版社に勤務。現在はフリーライターとして、ゴルフメディアを中心に活動。国内男子のAbemaツアーのライターも担当。ゴルフ歴30年。ベストスコア70。研修生時代に工房をしていたこともあり、自身のクラブは自分で調整。年齢と共に効率良く飛ばせて、スコアが出せるギアを探し続けている。
Ryosuke Nihonyanagi(左)
ゲーテ前編集長。長谷部誠「心を整える。」などベストセラー多数担当。長年、アコーディアの会員誌を製作。ゴルフ歴は6年。ギアは見た目派。ウエアは白が好み。スイングを綺麗するのが目標。ベストスコアは81。