ゴルフギアは進化がめざましく、同時にゴルフファッションの多様化がここに来て一気に進んでいる。ギアやレッスンプロに精通するゴルフライター出島正登氏と、ゴルフのファッションに注目しているゲーテ前編集長の二本柳陵介が新作を解剖。第8回目の今回は、TANGRAM(タングラム)のゴルフウェアや周辺アクセサリをご紹介! ゴルフギア連載はこちら
フォトグラファー、ショップ&ブランドディレクター、ガーデナーなど、ジャンルや肩書きの垣根を越えて活動する熊谷隆志氏が2021年5月に立ち上げたゴルフウェアブランドTANGRAM(タングラム)。紳士のスポーツであるゴルフは、その分ドレスコードも多い。ある意味制約がある中で「常にかっこよくある」という理念を叶えているのがタングラムのゴルフウェアだ。今回はそんなタングラムから2022SSコレクションの一部をご紹介。
ストリート×ゴルフの最適解を見つけた!
二本柳 出島さん、どうですかこのラインナップは。
出島 ゴルフウェアとしてはとてもファッション性が高いですよね。ストリートカルチャーを取り入れてるんでしょうか。
二本柳 そうなんです。ゴルフウェアの中ではラフに着られるつくりになっているんですよ。ゴルフのときだけでなく普段着としても着ていたりするんですよね。熊谷さんは本当に時代の雰囲気の落とし込み方が上手だなあと思います。まだ2シーズン目? のブランドなんですけど、すごく注目しているブランドです。
出島 ゴルファーがこういうものを着こなせるようになると、ゴルフ全体のお洒落感がグンと増しますよね。ゴルフ場に新しい風が吹くというか、お洒落な人が増えることでゴルフに興味を持ってくれる人も増えそうですしね。
二本柳 僕は今まで割とぴたっとしたタイトなウェアを着ることが多かったんだけど、タングラムを着てみて、凄く着心地が良かったんですよね。ズボンはぴったり、ウェアは少しダボっとしたスタイルが今っぽいのかなと思う。
出島 パンツはどちらかというとシャープな印象なんでしょうかね。
二本柳 そうですね。パンツはデザイン的にもシンプルな印象のものが多い気がします。水色のストライプのズボンもすっきりとした印象ですごく良かった。
出島 ゴルフウェアもストリート系を取り入れていますけど、最初はなかなか着こなすのは難しいと思ったんですよね。少しだらしなくみえるのかなって。でもタングラムはそんなことはなく、スマートに着こなすことができそうですね。僕も頑張って着こなしたいな(笑)。
二本柳 休みの日に、この格好でちょっとスーパーに行ったり、カフェに行ったり。そういうことが出来ますし。「The ゴルフウェア」っていう格好だと、そういうことが出来ないから、少し気恥ずかしくて。買い物行く前に、打ちっぱなしに行ったりとかもできちゃう。普段着に寄り添っているテイストが気に入っています。
出島 そうですよね。昔からの、いわゆるアスリート感があるゴルフウェアも格好いいんですけど、今っぽい、ゆったりしたウェアも良いなと思いました。着てみて、こういうスタイルも良いじゃんって思いました。なにより普段も着られる便利さが良いですよね。
二本柳 女性が着ていても、かわいいな、と思いますね。
出島 値段的にも手に取りやすいですし、こういう格好いいゴルフウェアがトレンドになることで、新しいゴルフ人口が増えていきそうですね。
Masato Ideshima(右)
研修生を経てゴルフ出版社に勤務。現在はフリーライターとして、ゴルフメディアを中心に活動。国内男子のAbemaツアーのライターも担当。ゴルフ歴30年。ベストスコア70。研修生時代に工房をしていたこともあり、自身のクラブは自分で調整。年齢と共に効率良く飛ばせて、スコアが出せるギアを探し続けている。
Ryosuke Nihonyanagi(左)
ゲーテ前編集長。長谷部誠『心を整える。』などベストセラー多数担当。長年、アコーディアの会員誌を製作。ゴルフ歴は6年。ギアは見た目派。ウエアは白が好み。スイングを綺麗するのが目標。ベストスコアは81。