ラウンドすればその人の人となりがわかる。ギアを見ればその人のゴルフなりがわかる。ゴルフ基地を見ればその人のゴルフ愛がわかる。ゴルファーのこだわりが詰まったゴルフ好きには堪らない空間を紹介する。

広さ20畳ほどの練習場には、本格的シミュレーションゴルフが可能な設備を完備。思い立った時にいつでも、思う存分練習できる。
科学的データが上達を後押しするMY練習場/起業家X氏
打席正面の大型スクリーンにボールの弾道が映しだされ、右手のモニターにはスイング映像とフェイスの角度や左右の足圧力など細かいデータを表示、打席手前に設けられたパッティンググリーンには、ターゲットラインやそれに沿ったアドレスラインなどを投影。ドライバーからパットまで全方位的にカバーする最先端ギアを備えているのが、X氏が自宅の離れに設けたゴルフルームである。

パッティングトレーニングシステムの「Putt View」は、ラインやスピードのコントロールなど、パットの上達に役立つ機能が満載。

天井などに設置した8 台の高速カメラで、モーションキャプチャースーツを身につけたプレイヤーのスイングを撮影して解析する「Gears」。
機器導入のサポートをしたエンジョイ ゴルフ&スポーツ ジャパンの神谷幸宏氏曰く、「個人宅で、これほどの設備を揃えているのは珍しい」。X氏が懇意にしているプロは、ツアー前になるとこの部屋にこもっているほど。理論派のX氏が特に気に入っているのが、弾道測定器「GCQuad」とスイング解析ソフト「Swing Catalyst」を連動させて導きだすデータの活用。

4つの高性能カメラによって正確な弾道解析を行う「GCQuad」。
スイングスピードなどがボールにどう影響するのかが数字で示され、理解度が深まるうえに、その面白さから練習に熱が入り、1〜2時間過ごすことも珍しくないとか。科学の後押しでゴルフの腕が上がる、それを実感できる最先端練習場だ。自分だけのゴルフ秘密基地を自宅につくる。これぞ極上のゴルフライフだ。