全米トップシェアのGPS機器ブランド「ガーミン」が弾道測定器の常識を覆す最新アイテムを発売した。業界がざわついたその性能を紹介する。

屋内外の練習場で手軽に使用できる弾道測定器。計測データは「推定飛距離(トータル/キャリー)」「スピード(ヘッド/ボール)」「スピン量(バック/サイド)」「アタックアングル」「打ちだし角/方向」のほか11項目。¥74,800(ガーミン/ガーミンジャパン TEL:0570-049530)
金額、大きさに革命! あらゆるレベルのゴルファーの手元に
手のひらに載りそうなほどのコンパクトなフォルムに弾道測定に必要な機能が詰めこまれているガーミンの新モデル「APPROACH R10」。ドップラーレーダーを使用した高性能弾道測定器だが、高性能なことはもちろん、驚きのポータブルさで注目を集めている。
弾道測定器は今やスイングを分析するうえでの必須アイテムといえるが、高額なことに加えて機材自体が大きく持ち運びに不便な点が一般ユーザーに普及しない理由になっていた。それらをすべて覆したのが「APPROACH R10」だ。
計測データは既存のアプリと連動させてスマホやタブレットで確認。練習場だけでなくオンコースで使用することも可能で、最大で約10時間まで持続するバッテリーを搭載する。もはや弾道測定器はプロや上級者だけのものではなくなった。

付属のスマホを取りつけられるホルダーが優れもので、キャディバッグなどに固定できるように設計。スイングも自動で録画される。スイングごとの計測データを紐づけして確認できるため、その場でスイングの修正点が明確になる。もちろん同時に記録されるので練習後の振り返りにも役立つ。

小型の測定器ながら、測定項目は20種類。また、有料サブスクリプションのゴルフシミュレーター機能を搭載。全世界42,000コースをバーチャルラウンドできるほか、PGAツアーと同じコースをシミュレーションゴルフで競うモードもある。