6月に出版した「マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。」の元本を再編集して新たに「新装版 ゴルフはインパクトの前後30cm」と「新装版 スモールスイング・レボリューション ゴルフ歴1年で70台に突入できる30cmトレ」を出版した大塚友広さん。今回は、スコア108を切るためのメソッドを紹介してもらった。雑誌「グリーン・ゴーラ」Vol.7より再掲。
「子供になったつもり」その感覚が大事
大塚友広さんはバリバリのビジネスパーソンである。ブランド開発&コンサルティング事業を手がける「izuru」の代表取締役をはじめ、多様に渡る仕事をこなす忙しい日々を送っているのだが、いかにも現代的なイケてる経営者らしくちょっと変わったところがある。まずはそのキャリアだ。
20代後半、地元・群馬県の富岡製糸場の世界遺産登録に際して観光マネージャーに就任し、同地での長期滞在を機にゴルフを始めた。100を切るまでは少し時間がかかったが、一度切ってからはぐんぐんスコアが伸びた。
「上手くなるためには何が必要か。そればかり考えていて、それが頭の中で全部つながった時にドーンと伸びました。やっぱり、一番大事なのは“寄せ”ですよね」
独自の練習法を考案しては、それを次々に試した。すると面白いようにスコアが伸びた。その経験を熱弁するうちに「本を出さないか?」というオファーを受け、『ゴルフはインパクトの前後30センチ!』が誕生し、漫画化もされた。著書の冒頭にはこう書かれている。
「90台から110前後のスコアは、言わば“踊り場”である。ここをスムーズに抜け出すための秘訣は、《インパクトの前後30センチ》を基としたスイングの最適化にある」
う〜む、わかるようで、わからないような……。
「(笑)。大切なのはアプローチ。でも、あまり距離の意識を持たずに、『子供になったつもり』という感覚が大事なんです。『40ヤードのアプローチの打ち方』じゃなく、『子供になったつもりで無邪気に目標を狙う』というのを身につける。そのための練習法をお教えします。まずは身体作りから!」
両腕をぶらぶらさせて、シコを踏む。大塚さん、面白い!
1. “マエケン体操”のゴルフ版! みたいな両腕脱力ぶらぶら体操
ウォームアップ、または日課トレーニングとしての体操を紹介。この両腕脱力ぶらぶら体操は、肩周り、肩甲骨を柔らかくするだけじゃなく、実はスイングに直結する動きを確認することもできるんです。
2.「よっ! 横綱!! 」の気分で思いっきりシコ踏んじゃって!
ふたつ目のウォームアップは、なんとシコ踏み! レスリング経験者の大塚さんいわく、これが一番のおすすめ。やってみると、これがキツい。体幹が鍛えられます!
Tomohiro Otsuka
群馬県富岡市生まれ。メンタルヘルステックサービスを展開するラフール執行役員。AJGAアジアジュニアゴルフ協会理事兼GM。HED法人営業デジタル化協会理事。富岡製糸場の世界遺産プロジェクトに公募による民間登用で観光マネージャーに就任。その際にゴルフを始める。独学でゴルフ理論を構築し、1年でベストスコア70台前半に到達する。オンラインゴルフコーチング「Natural Works Golf」も主宰している。