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GOLF

2019.02.22

同伴者のプレーを見る? 見ない? どこを見るのが正解? ラウンドで効率よく経験をためる方法

世界No.1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベターの愛弟子・吉田洋一郎による、最新ゴルフレッスンコラム34回目。多くのアマチュアゴルファーを指導する吉田洋一郎コーチが、スコアも所作も洗練させるための技術と知識を伝授する。

吉田洋一郎

「よーし俺も!」を捨てる

ラウンドはスコアを出す「本番」でもあると同時に、経験を積む貴重な「練習」の場でもある。練習場は動きを固める反復練習、ラウンドは応用や対処の能力を磨く実戦練習だ。回数も限られるラウンドで効率よく経験を積むためには、どのようなことに気をつければ良いか。ポイントは同伴競技者のプレーを見過ぎないことだ。

アマチュアは同伴者のスイングなどの動きをとてもよく見ている。見すぎなくらいだ。他の人のゴルフが気になったり、「お付き合いのゴルフ」のため目が離せないという部分があるだろう。しかしスイングの細部に至る動きまで見る必要はない。

上級者のショット前の準備やルーティン、リズムなど、汎用性の高いものは見て盗むべきだ。しかしスイングは人によって最適な形が異なるし、連動している動きの集まりなのでいいトコ取りをしようとするのは止めるべきだ。そもそもアマチュアゴルファーが見るだけで学べるほどゴルフスイングは単純なものではない。

コースの攻め方は参考にしてもいいが、ショットの飛距離が同じくらいの人を参考にしないと、ただのないものねだりになってしまう。同伴者が同じような地点からナイスショットをしたとしても、「よーし俺も!」と動きや攻め方を単純コピーしてはいけないのだ。

自ら考える力を養うには思考のルーティンを作る

そもそも毎回同伴のプレーヤーは変わるので、誰かのプレーを気にしているうちはプレーに集中できないし、自分のゴルフに意識が向かないので自ら考えて決断するという実践力は身につかない。

誤解を恐れずに言えば、同伴者の動きは飛んだボールの行方だけ見ていれば良い。あとの時間は、この後に自分が打つショットの準備に費やしたい。多くの一流のビジネスマンやアスリートが準備の大切さを説いているが、同様にゴルフも入念な準備を行う必要がある。

コースレイアウトのチェック、ミスをしても最悪どこにボールを運べればよいか、ライのチェック、クラブ選択、ルーティン。毎回多くの情報収集を行い、的確な判断を下す必要が出てくる。有限な時間をどう効率よく使うかが成功の確率を高めるのだ。

この中にはすでに無意識にできていることもあるだろう。しかし最初のうちはチェックする順番を決めて意識的に行ったほうがいい。そうすることでどんな状況でも、チェック漏れを防ぐことができる。いわば思考のルーティンを決めておくのだ。こうしてチェックと結果の検証を繰り返すうちに、それが経験として蓄積されていき実践力が身につく。

同伴者のプレーを見るのは、こうしたことが全部できて、かつ時間に余裕のある時だ。同伴者のプレーを見るのであれば、良い部分に感化されるだけではなく悪いところを探すようにしてみるといいだろう。「今の引っかけは、打ち急いだからだな」とか「ショートしたのは風の読みを誤ったからだな」などミスの要因がわかるようになれば、自分でも気をつけるポイントとして頭に入れることができるだろう。アマチュアはナイスショットよりミスショットのほうが圧倒的に多い。人のふり見て我がふりなおすことでミスを減らすことができるのだ。

まずはショットの前に思考と行動のルーティンをこなす。余裕があるときは同伴者の動きからミスの要因を探る。これらを繰り返すことで、日々のラウンドが経験を積む大切な場として生きてくるだろう。

TEXT=吉田洋一郎

PHOTOGRAPH=小林 司

COOPERATION=取手桜が丘ゴルフクラブ

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