GOLF

2018.10.24

古閑美保の常時100切りレッスン ~ウェッジ編③ コントロールはするな!〜

今回のテーマはウェッジショット。100ヤード以内の微妙な距離感の打ち分け法からグリーン周りのアプローチまで、ウェッジに関する基本となるスキルを6回に渡り古閑美保プロが伝授してくれる。賞金女王にまで輝いたそのテクニックは驚くほどシンプル。我々アマチュアにも真似できるウェッジテクニックをマスターしよう!

古関美保W3-1

“コントロール”という言葉が勘違いの原因!

距離を落とすショットのことをコントロールショットとよく言いますが、私的にはコントロールって小細工の意味に感じてしまうんです。言い換えると器用な人ができることで、これをやらなければ寄らないという状況で使う技という感じ。だから私の場合は、コントロールではなく、打たなければならない距離に対して振り幅を抑えて、その中でフルショットしている感じなんです。だからよく言う「緩んだ」からミスショットになったということは起こらないんです。

(師匠の)清元先生の教えは振れば振るほど曲がらないというものだったので、当然100ヤード以内のショットも同じ考え方になるわけです。

振り幅の大きさは大体3パターンくらいあるといいと思います。腰の高さくらい、それよりも少し上、フルショットよりも少し小さめくらいの感じ。ただ、あくまでもこれも感覚的なことでいいんです。私もそれくらいの大きさを意識していますが、実際はもっと上がっていると思います。自分の感覚の中で3つの振り幅の大きさがあればいいんです。振り幅を小さくすれば飛ばなくなるわけですから、その中でしっかり振ることを意識するべきです。

インパクトで叩く。これが大事なこと。やわらかくインパクトできる人というのは練習量が多い人。要するに私達のように練習をやってきたプロレベルの人がやることなんです。

【インパクトで緩めた悪い例①】

古関美保W3-2

古関美保W3-3

インパクトで合わせるとスイングが緩む原因になる。フルショットとは振り切ることではなく、決めた振り幅の中で振り切ること。インパクトで調整することは一番やってはいけない。

【悪い例②】

古関美保W3-4

体が流れて入射角が鋭角になるとガツンとヘッドが入るので飛び過ぎるミスになりやすい。

【ポイント】

古関美保W3-5

古関美保W3-6

左足の内側に力感を持たせると体が流れることなく振れる。左足内側で壁を感じることで軸がブレなくなり振り幅を小さくしても、同じリズム感でスイングしやすくなる。

DIRECTION=出島正登 

TEXT=出島正登 

PHOTOGRAPH=今井暖

COOPERATION=ザ・カントリークラブジャパン

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2025年1月号

シャンパーニュの魔力

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ1月号』が2024年11月25日に発売となる。今回の特集は“シャンパーニュの魔力”。日本とシャンパーニュの親和性の高さの理由に迫る。表紙は三代目 J SOUL BROTHERS。メンバー同士がお互いを撮り下ろした、貴重なビジュアルカットは必見だ。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる