高品質で高級、すぐれた機能性をもつ靴でさえ、長く履いていればいつかは壊れてしまう。特にソールのすり減りはどんなに気を使っていても避けられないもの。大切にしていた靴を泣く泣く手放した経験は誰にでもあるだろう。そんなときにおすすめしたいのが、ソールを修理して履くというアイデア。ここでは、登山家やアスリートから高い信頼を得るVibram(ヴィブラム)ソールを紹介する。

黄色い八角形のロゴに宿る高い信頼
1937年にイタリアの登山家、ヴィターレ・ブラマーニ氏が創業したヴィブラム。ヴィターレ氏が仲間6人と山に登った際、天候変化に見舞われ彼以外の全員が亡くなってしまう。二度とこのような悲劇を起こさないと着手したのが、靴底の開発と製造だったのだ。
1954年にイタリアの登山隊が世界で2番目に高い山、K2に初登頂を成功させた際に使われていたのもヴィブラムソールの登山靴。現在では120ヵ国以上で事業を展開し、多くのブランドが自社製品にヴィヴラムのソールを採用している。
年間に生産されるソールは4000万足以上。製品テストに100万キロ以上を費やす徹底した安全性に加えて、ヴィブラムがユニークなのはあらゆる靴に対応できる多様性だ。
登山家やアルピニストなどのプロ用登山靴からフォーマルな革靴、スニーカー、サンダルにいたるまであらゆる靴に使われているのは、色・デザイン・機能が極めて豊富に用意されているから。
ひと目見たら忘れられない黄色い八角形のロゴには、80年以上にわたる安全性への信頼と実績、多くのユーザーからの支持が刻まれているのだ。
ヴィブラムソールで昔の1軍靴をまたウキウキ気分で着用する

そんなヴィブラムが特に力を入れているのが「#REPAIR IF YOU CARE」。ソールを張り替えることで靴をよみがえらせ、長く履こうという試みだ。
シューズメーカーによってはソールの修理を受け付けていないケースもある。しかしソール専門メーカーのヴィブラムならそのような心配はない。豊富なバリエーションの中から探せば、自分のお気に入りの靴にマッチするソールが見つかるはずだ。

もちろん、性能はいわずもがな。張り替えるだけで雨の日や滑りやすい場所でも地面をしっかり捉える圧倒的なグリップ力がよみがえる。
捨てられるはずだった靴がリペアされれば、廃棄が減ってサステナブル。なにより、アップデートされて戻ってきたお気に入りの靴には、以前にも増して愛着が湧く。
今回試したのが、ビルケンシュトック「ボストン」。20年以上愛用してクタっていたビルケンのソールを替えようとは思っていたけれど、なかなか足を運ばなかった。だが、同じソールに変えずに、思い切って芝生グリーンのカラーソールに変更するのはどうか。
するとどうだろう、とんでもなく可愛い! どこにもない、誰も持っていない、新しいビルケンが誕生した。
周りからも「どことのコラボ?」なんて聞かれる。「いや、まあ、オリジナルだよ」とサラッと、でも得意げに返答する。

愛用品がよみがえり、愛着が増し、環境にもやさしい、まさにいいこと尽くめ。それを可能にするのがヴィブラムのソールリペアなのだ。
追伸。ソールが硬くて遠ざかっていたフット・ザ・コーチャーのドレスシューズを、グリップ力の高いワーク寄りのヴィヴラムソールに変更。洒落た。雨の日も滑らない、なによりも歩きやすい1軍靴へと戻ってきた。
さらには、モコモコ毛皮が可愛い、パラブーツ「ランス」も唯一無二のシューズにリペア。こちらはオレンジソールに! ソールリペアは最高に楽しい。最近の気分じゃなかった靴が生まれ変わり、新たな相棒へと進化する。楽しすぎる。リペアは大人の遊び。今後もやるつもりだ。
問い合わせ
ヴィブラム ジャパン https://www.vibram.com/jp

