ガンチーニにトラディショナルを匂わせながらも、その佇まいは実にモダン。このボストンバッグは、新生フェラガモを象徴するアイテムのひとつと言えよう。
満を持して、ミレニアム世代による心機一転
2022年春、英国出身のマクシミリアン・デイヴィス氏がクリエイティブ・ディレクターに就任した。弱冠27歳、2020年に自身のブランドを立ち上げたばかりの、まさに新進気鋭だ。その若さゆえの大胆さは、フェラガモのイメージを一新させた。ロゴからサルヴァトーレの名を排し、フォントもブロック体となった。
今回紹介するバッグは、過去にフェラガモでデザインされたバッグからインスパイアを得たもの。
ブランドの原点であるハリウッドを舞台に、華やぎを謳歌した1980年代的視点とビーチシーンを想定している。構築的でありながら柔らかな素材の質感が、ラグジュアリーななかにいい意味で抜け感をにじませる。その両立こそが、まさに新生フェラガモの目指すところだ。
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フェラガモ・ジャパン TEL:0120-202-170