「人間を自由にできるのは理性だけである」とは、文豪トルストイの言。進化を続けるサルヴァトーレ フェラガモの服は、より自由な創造性を感じさせる。だが成熟した男こそ似合うのは、長い歴史と高度な職人技という、格式高い理性を備えるからに違いない。※GOETHE2022年11月号掲載記事。
カバーオールで満喫する上質なリラックス感
テーラードジャケットよりリラックスして羽織れながら、襟つきで大人らしく見える、今季注目のアイテムがカバーオールジャケット。サルヴァトーレ フェラガモは表がキャメルカラー、裏がダークブラウンになった上質なウールのダブルフェイス仕立てにより、軽量で上品な雰囲気に仕上げた。大きめの襟には一枚革のラムナッパが貼られており、ラグジュアリーな高級感も申し分ない。カットソーやニット、シャツなど、合わせるインナーを選ばず幅広いスタイルに活躍するのも魅力。
自由なクリエイションがトラッドをモードへ昇華
トラディショナルなアイテムが見直されている昨今。かつてアイルランドの漁師が防寒着に用いた、ケーブル編みのアランセーターもそのひとつだが、この1着はそこにモードのエッセンスが注入されている。柔軟なウールカシミアを用いてハーフジップのプルオーバー仕様にアレンジし、今季アクセントカラーに据える鮮やかなグリーンの着脱レーヨンボアをプラス。ボアをつけるとアウターとしてもさまになる存在感を発揮する。アイコンのガンチーニをかたどったジッパーが、アイコニックなアクセントに。
幅広い装いにマッチする万能ビッグトート
今や大人の休日の定番バッグとなったレザートート。アイコンバッグ「ザ フェラガモ ステューディオ」から登場した新作は、大判の一枚革を贅沢に用いたビッグサイズ。くったりとしたシュリンクレザーの質感を存分に味わえるだけではなく、ラグジュアリーな高級感とリラックスを醸しだす。着脱可能なショルダーストラップつきで、カジュアルからドレスまで幅広いスタイルと好相性だ。ガンチーニのアイコニックなバッグクロージャーは、片手でも開閉できる仕組みとなっており、デザインと機能を兼ね備えている。
普段から旅先まで大活躍確実の新定番
アクティブなシーンに最適な縦型ショルダーのスリングバッグは、近年男性に人気の新定番である。アンティークのような味わいのあるエンボスロゴ入りの一枚革を用い、ラグジュアリーな落ち着きのある大人のスリングバッグを提案。柔軟な革の質感を活かしたロール式のメイン開口部には、片手で簡単に開閉できるマグネットクロージャーを採用。また背面にもジップ式のサブ開口が設けられており、メインを開けなくても中身にアクセスできるなど、機能性も文句なしだ。肩掛け、たすき掛けどちらもきまる。
スタイルの主役となるリラックス&モードなニット
暖かく、伸縮性に優れたストレスのない着心地のニットは、これからの季節の休日には欠かせないワードローブである。どちらかというとインナーに着る脇役的アイテムだが、サルヴァトーレ フェラガモは自由なクリエイションによりスタイルの主役となるニットを披露。軽量ながらボリュームのあるウールコットンナイロンのローゲージニットタートルは、赤×白のメランジ糸と白の単色糸を用い、ランダムなボーダー風の柄を表現。絶妙なオーバーサイズシルエットも相まって、一枚で着てもリラックス&モードな印象にきまる主役級ニットに仕上がった。
機能的でスマートな洗練されたミリタリー
ミリタリーコートの代名詞モッズコートが近年トレンドである。ボリュームあるシルエットが現代の気分にマッチしているからだが、サルヴァトーレ フェラガモはナチュラルな表情と軽量性を兼備するナイロンコットンの表地にキルティングの裏地を施し、真冬まで対応する軽く暖かいコートへアレンジ。着脱可能なフードのボアライナーや裏地のキルトステッチでガンチーニを表現するなど、モードテイストも加味し、男臭くならず洗練された雰囲気で着こなせる。
問い合わせ
フェラガモ・ジャパン TEL:0120-202-170