決して熱が冷めることのないヴィンテージブーム。今回はベストジーニスト賞殿堂入りを果たしているKis-My-Ft2メンバーの藤ヶ谷太輔とともに至高のヴィンテージブーツを紹介し、魅力の秘密を改めて確認してみたい。
スタイリングを足元から格上げする存在感に感服
デニムやTシャツなどのウェアだけでなく、近年密かに注目が高まっているのがヴィンテージブーツだ。なかでも、エンジニアやペコス、レースアップブーツなどのワークブーツはデニムとの相性も抜群で、往年のアメカジ世代だけでなく、若い層にも人気が高い。藤ヶ谷がリジットのウエスタンシャツの足元に合わせたのは、1991年に発売され人気を博したレッドウィングのスエードエンジニアブーツ「8268」を復刻した「9269」。毛足の長いスウェードならではの風合いと存在感は別格。
シャツ¥35,200、パンツ¥37,400(ともにブラードクロージング TEL:03-6434-5862)、ブーツ〈参考商品〉(レッドウィング・ジャパン TEL:03-5791-3280)、その他本人私物
経年変化の味わいを足元で粋にきかせて
佇まいにうっとりするヴィンテージエンジニア
1918年にアメリカ・オレゴン州で創業したウエスコ。大量生産に走ることなく、創業時から変わらないクオリティの高さで多くのハードワーカーやバイカーに支持されているブーツメーカーだけに、ヴィンテージブーツの人気も高止まりが続く。写真の’90年代のエンジニアブーツ PT91は、エイジングの美しいアッパーとホワイトソールとのコントラストが上品な佇まい。履かずともクローゼットに飾っておきたくなる1足。¥23,980 (ホープスモア TEL:03-6413-8683)
経年で魅力が増したワークブーツの名品
「ジョブマスター」のネーミングが示すとおり、さまざまな仕事に対応したマルチユース仕様で、1938年の誕生以来、ウエスコでも高い人気を誇る定番モデルのヴィンテージモデル。’99年製のジョブマスター LTT ビブラム1010は、履きこんで深いツヤの出た赤茶のアッパーレザーが、タフでありながら機能的なフォルムにエレガントにマッチ。どんなスタイリングにも似合いそうなファッション性の高さも大きなポイントに。¥28,380 (ホープスモア TEL:03-6413-8683)
ヴィンテージブーツの沼は深掘りするほどにハマる
ヴィンテージブーツのなかでも特に人気が高いレッドウィングのエンジニアブーツの1983年製PT83。ワークブーツの品番に記載される「PT」とは、アメリカの工業規格であるANSI(米国国家規格協会)をクリアしたスチールトゥ(Protective Toe)製品を示す略称で、PTのあとの数字は合格年を表し、タグにもきちんと刻印されている。なかでもPT83はマニア垂涎のヴィンテージ。コンディションのいい美品は即買い、が正しい。¥44,000 (スパイク TEL:03-6407-0123)
■Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔の想いが深く刻まれた私物ヴィンテージデニムを公開!
Taisuke Fujigaya
1987年神奈川県生まれ。2011年に男性アイドルグループKis-My-Ft2のメンバーとしてデビュー。以後、TV番組、広告などに多数出演するほか」俳優としてドラマ、映画、舞台で活躍。無類のファッション好きを公言しており、情報収集も欠かさない。9月には主演舞台『野鴨-Vildanden-』にて、4年ぶりのストリートプレイを披露する。