なりたい自分になる。そのことにおいて、アイウェアほど効果的で即効性の高いアイテムはない。そこで、季節を先取りした最新ウェアをジャンル別に紹介し、最新ルックとの組み合わせも提案。今回は最新のクリアをピックアップ。
1:トム フォード アイウエア|男らしく、軽やかに、そしてラグジュアリー
グラデーションによって、まるでサーモントのような顔つきに仕上がった「FT0978-D」。下リムに向かいクリアになることで、男らしさと軽快さを兼ねる。同時に、おなじみのTマークがラグジュアリーを誇示。コーデュロイジャケットとオンブレチェックシャツというコーディネイトに、クラス感を与える。
2:サイ スペックス|ファッション目線がサーモントを一変する
アパレルブランド、サイと、アイウェアショップ、グローブスペックスのコラボ。「オフィサー」というモデル名は、ʼ50~ʼ60年代の米軍で支給されていた眼鏡をベースにしているから。本来武骨な型だが、ブラウンとクリアのコンビにすることで、渋さを残しつつ軽やかな印象に。
3:モスコット|時代を超越する名作も一転してトレンド顔に
アイコン的モデルとして、カラーバリエーションが豊富に揃う「レムトッシュ」。ウェリントンをベースに、ボストン的な丸みを帯びているのが特徴だ。アメリカンヴィンテージな香りのする厚みのあるアセテートやキーホールブリッジも、透明感の高いブラウンスモークなら一転して爽やかな雰囲気を纏う。
4:ウェイティングフォーザサン|クセが強いはずなのに不思議となじみいい
ややイエローがかったクリアフロントに対して、テンプルにはクラシックなデミ柄を合わせた、大胆なコンビデザインを披露する「オーギュスト」。ボストンシェイプも相まって、個性的な目元を演出してくれる。さらに、テンプルエンドにウッドチップを内包する遊び心までも。
5:マイキータ|軽やかなだけでなく色気だって見どころ
ウェリントンをベースに、やや大きめなレンズがヴィンテージな雰囲気を醸しだす「VSKA」。クリアフレームとグラデレンズの組み合わせは、どこかフレンチなエスプリも漂わせる。一方、テンプルは軽量で弾性の高いシート状のステンレスを採用。ファッション性の高さとともに、かけ心地のよさも両立している。
6:ブラン|愛くるしいと思える透明感と遊び心
ほんのりピンクに色づくクリアフレームを採用した「B-0035」。同じくクリアなテンプルから透けて見える芯金が、クールかつ上質な印象を楽しませてくれる。型はウェリントンとボストンの中間といったところ。テンプルは途中からメタルに切り替わるが、一方のエンドにのみデミ柄のアセテートをあしらうなど、小粋な一手が。