これぞ眼鏡の王者。今も目利きを魅了する鼈甲の色艶と肌触り
視力矯正具という存在意義により、最先端の素材や技術が用いられ、日進月歩に進化し続ける眼鏡。そんな正常進化とは別のベクトルで最上級とされるのが、500年近い歴史があるともいわれる鼈甲(べっこう)眼鏡だ。年々高まる希少性だけではなく、タンパク質を含む鼈甲は肌なじみが非常によく、深い色合いは顔によくなじむ。何より美しい艶は天然素材ならではである。
そんな鼈甲眼鏡を昨年初めてリリースしたのがアイヴァン 7285。現在では珍しい鼈甲眼鏡の専門店である、老舗の大澤鼈甲との共同開発により、18金の蝶番など細部までこだわり抜いた一本だ。一方、以前から鼈甲眼鏡を手がけているフォーナインズの新作は、七宝(しっぽう)を施したチタンテンプルとのコンビフレーム。代名詞である独自の逆Rパーツによる、包みこまれるようなかけ心地が味わえる。
Eyevan
鼈甲眼鏡 II
¥990,000
2年の歳月を費やして共同開発された逸品。「黒甲」と呼ばれるモデルは、今では超希少な黒に限りなく近い鼈甲で、艶やかな色合い。直営店限定。
999.9
NPM-09B 上トロ甲
¥1,155,000
鼈甲に逆Rパーツやクリングスなどのメタルパーツを融合し、現代的なかけ心地を実現。それらは取り外してメンテナンスが行えるようになっており、末長く愛用できる。