XGのグループ名は「常識や枠に捉われることのない」という意味を持つ「Xtraordinary」+「Girls」。デビューしてから瞬く間に世界を舞台に活躍し、ファンを熱狂させる、彼女たちの秘密とは――。【特集 昂る、ソウル】
育成開始時の平均年齢13歳。5年もの練習期間を乗り越え選ばれた7人
JAKOPS(SIMON)氏が費やしたメンバーたちの練習期間は約5年。2022年3月のデビュー時、メンバーの平均年齢は約18歳。にもかかわらず、練習期間中に世界水準までに磨き上げられた歌、パフォーマンス、そして文化に向き合う高い意識で、世界中を瞬く間に熱狂させた。
2024年11月8日にリリースする2ndミニアルバム『AWE』では、新たな試みで限界を突破するXGの新たな挑戦を表現した楽曲で構成されている。ますます世界に羽ばたくその活躍から目が離せない。
全編英語歌詞! 3言語を駆使し、海外ファンを虜に
XGのドキュメンタリーシリーズやSNSを覗くと、日常からさまざまな言語が飛び交う様子が見られる。XGの楽曲の歌詞は、これまですべて英語でリリースされ、メンバーたちは3ヵ国語(日本語、韓国語、英語)を駆使し、アメリカやアジアを中心に世界中のファンたちと日々交流を広げ、ファンダムを拡大しつづけている。JAKOPS(SIMON)氏は「多文化は表現の幅を広げるのに欠かせないツール」と話す。
コーチェラやUS公演でも“バズる”圧倒的実力
2023年4月に行われた世界最大級の音楽野外フェス『Coachella2023』では、アメリカを中心にヒットしたXGの楽曲「LEFT RIGHT」のリミックスを、R&BクイーンであるCiaraとグローバルアーティスト Jackson Wangがサプライズ披露。SNSでバズり、大きな話題を呼んだ。
また同年5月にニューヨークで開催されたフェス『Head In The Clouds(HITC)』で初のアメリカ公演を行い、1万5000人以上の目の肥えた観客たちがその圧倒的なパフォーマンスに大熱狂。現在はXG初となるワールドツアーの真っ最中。その圧倒的実力は今、世界中で認められている。
XGの楽曲をさらに進化させるリミックス作品も毎回話題に!
Ciaraたちによる「LEFT RIGHT」のリミックスにとどまらず、JAKOPS(SIMON)氏が企画・プロデュースを手がけるXGの楽曲リミックスは毎回大きな注目を集める。
XGのワールドツアー内で自らキュレーターとして演出したことでも話題となった、2024年9月にリリースされた「WOKE UP REMIXX( PROD BY JAKOPS)」には、フィーチャリングアーティストとして日本と韓国の8名のラッパーが参加。英語、日本語、韓国語をミックスした、多様な文化を融合したリミックスの、原曲とは異なる魅力にきっと虜になるはず。
この記事はGOETHE 2024年12月号「総力特集:昂る、ソウル」に掲載。▶︎▶︎ 購入はこちら