ENTERTAINMENT

2022.01.05

【滝藤賢一】心躍るアクション映画まとめ──連載「映画独り語り座」

俳優・滝藤賢一による本誌連載「滝藤賢一の映画独り語り座」。約6年にわたり続いている人気コラムにて、これまで紹介した映画の数々を編集部がテーマごとにピックアップ。この年末年始に、あなたの人生と共鳴する一本をご提案! 今回は、アクション映画編

『ANNA/アナ』

『ANNA/アナ』

新たなる最強女スパイ誕生!
新型コロナウイルスの状況が完全に終息に向かっているようにと深く念を込めながら、ともに戦う皆さまに、滝藤の大好きなアクション映画を選んでみました。

その作品の名は『ANNA/アナ』。めちゃくちゃカッコいいです!

監督はリュック・ベッソン。彼の作品には、滝藤、とてつもなく影響されてきました。『レオン』のゲイリー・オールドマンのぶっ飛んだ芝居に雷に打たれたような衝撃を受け、俳優という道を志したといっても過言ではありません――。

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『ロボット2.0』

『ロボット2.0』

御年68歳のスーパーヒーロー!

滝藤のようにミドルエイジになると、当然のことながら、仕事に対しての責任感が年々増していきます。キャリアの長さに対しての実力をちゃんと出さないと!とか、私がこの作品の牽引役だから、とか、自分にプレッシャーをかけるわけです。そして、ハードルを上げ続けていると燃え尽き症候群になり、廃人と化してしまいます。

そんな時に、『ロボット2.0』を観ました。演技も設定もかなりざっくりしていてCGもクオリティが高いのか雑なのかよくわからない。タイトルでは、いきなり主役を”スーパースター”ラジニカーントとクレジットする始末。衝撃の1作です――。

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『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』

ヒーローがてんこもりでもうお腹いっぱい!

今さらながらの告白です。好きな映画? はい、『アルマゲドン』、大好きです。映画館でブルース・ウィリスのラストの笑顔を見て周りを気にせず号泣しました。物心ついて最初に「おもしれー」って観たのが『ダイ・ハード』ですからね。『インデペンデンス・デイ』も『メン・イン・ブラック』も好き。実は地球を救うヒーロー映画、大好物です――。

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『新感染半島 ファイナル・ステージ』

『新感染半島 ファイナル・ステージ』

本当に恐ろしいのはゾンビか人間か

韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を描くと聞いて、無条件に「観たい!」と飛びついたのが、今回ご紹介する『新感染半島 ファイナル・ステージ』です。

発想の独創性に度肝を抜かれた第1作。今でも鮮明に記憶が残っている。高速鉄道内、凶暴化するウイルスに感染した人間が爆発的に増えていくノンストップホラー。人間がいかに恐ろしい生き物かを問いて、韓国映画の力をまざまざと見せつけられた。滝藤の心にめちゃくちゃ響いた作品です――。

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Kenichi Takitoh
1976年愛知県生まれ。初のスタイルブック『『服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218』』(主婦と生活社刊)が発売中。滝藤さんが植物愛を語る『趣味の園芸』(NHK Eテレ)も放送中。

COMPOSITION=金原由佳

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