競技参戦を想定して開発されたロードスターのモータースポーツベーツ車がNR-A。街中でもサーキットでも「走る歓び」を極限まで追求して、車高調整機能付サスペンション+ビルシュタイン製ダンパー、大径ブレーキローターなどで足回りを強化。さらに競技専用アクセサリーにけん引フックやロールバーセットなども用意する。グラスレースの強い味方! 今回は連載「NAVIGOETHE」の番外編として、ゲーテ編集部が参戦したメディア対抗ロードスター4時間耐久レースをレポート!【過去の連載記事】
リタイア、でも興奮のRACE体験
去る3月19日、マツダが主催する「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」が筑波サーキットで行われた。普段は取材側に立つメディアがチームを組み、クルマの走る楽しさを伝えるべくレース仕様・改造なし完全ワンメイクのロードスターNR-A(もちろんMT仕様!)で挑むというもの。この耐久レースにゲーテチームが飛び入り参戦。感染予防のため、無観客開催となった今回、レース時間も4時間から2.5時間に短縮されてのスタートとなった。
第3走者のドライバー交代を済ませてしばらく、白煙をあげながらスピンしたマシンがいた。ゲーテ車両だった。ほどなくして連絡が入る。「アクセルを踏んでも加速しない」と。そのまま筑波の名所ダンロップコーナー手前のコースアウトで動かなくなった。結果、全19台中、無念のリタイアを喫した。
しかし、耐久レースを通して一体感や熱狂をチームと共有できたのは何者にも変え難い。緊張と興奮に加え、爽快感さえ感じられたうえ、"走る・曲がる・止まる"の繰り返しなのに、これほど操る楽しさと難しさを感じたクルマは初めてだった。
コロナ禍にレースの火を絶やすまいと奮闘したマツダ広報部の方々には感謝。次回のリベンジを目指して目下、練習を重ねる次第。ロードスターの魅力にどっぷりハマった短くも長い1日だった。
マツダ ロードスターNR-A
ボディサイズ:全長3915×全幅1735×全高1235mm
ホイールベース:2310mm
エンジン:直列4気筒DOHC
排気量:1496cc
最高出力:132ps/7000rpm
最大トルク:152Nm/4500rpm
駆動方式:FR
変速機:6速MT
乗車定員:2名
マツダコールセンター TEL:0120・386・919