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2023.02.07

サイン入り作品集、限定Tシャツetc. アートのアウトレットフリマがあるって知ってた?――アートというお買い物

去る2023年1月22日に「渋谷ヒカリエ 8/ COURT」で長瀬夕子さん(小山登美夫ギャラリースタッフ)が主催するフリーマーケットがあった。ギャラリーやアーティスト、キュレーターや展覧会パブリシストによるフリーマーケットだったが、アートグッズや書籍、Tシャツやコレクティブルグッズやアクセサリーなども売られ、賑わいを見せた。連載「アートというお買い物」とは……

渋谷ヒカリエ 8/ COURTで開催されたときの小山登美夫ギャラリーのブース

「渋谷ヒカリエ 8/ COURT」で開催されたときの小山登美夫ギャラリーのブース。

アウトレットフリマは掘り出し物の宝庫

「渋谷ヒカリエ 8/ COURT」で開催されたイベントに僕も買い物に行ったのだが、上の写真のテーブルの真ん中にある、木の箱(に見える)、これを買った。これは何かというと、トム・サックス作品の展示台なのであった。トム・サックスはニューヨークのアーティストで2019年に東京オペラシティアートギャラリーで「トム・サックス ティーセレモニー」という展覧会を開催し、大人気だった。

彼は永遠の工作少年が大人になったような人で、いろいろなものを合板と木ネジで作ってしまうのだが、ティーセレモニー=茶会がテーマの展覧会だったので、茶室や待合なども合板と木ネジで作っていた。たとえば茶筅はマキタの電動ドリルを改造したもので、それで抹茶を攪拌する。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

展覧会でも棚や箱類やトレイ、コースターまで合板と木ネジで作っていた。工業製品を使った工作という感じがとてもいい。

この展示台は作品ではないが、合板と木ネジというトムのシグネチャーマテリアルで作られているし、この白い塗料も彼の作品にはよく使われる。聞いたところでは、トムのスタジオのデザインで、日本で作られた。台座のサイズ、木材、ネジのサイズや種類、塗料もすべてスタジオの指示のもと制作されているとのこと。値段は詳しくは書けないが、一般的な展覧会の入館料よりも安かったとだけ言っておこう。

第2弾、第3弾も開催予定!

さて、そのアウトレットフリマの第2弾が行われるので、お知らせしておく。今回は渋谷ではなく、天王洲なのでもしかしたら地味になるかもしれないが、興味のある人は行ってみよう。今、わかってる出品物を少しクリップしておく。

タイミングがずれちゃったとか、ロットが揃わなくなったとか、もしかしたら、外箱がちょっと傷んでしまったとか、ギャラリーではもう普通に売れなくなったものやもちろん普段ギャラリーで売ってるものも安く買えたりもする。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

こちらはANOMALYから出品。このギャラリーの前身の一つ、ギャラリーハシモト時代に製作した青木野枝さんの七分袖Tシャツと半袖Tシャツ。価格未定。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

アーティスト三宅信太郎さんのオリジナルトランプ、全種類。各¥1,200(予定)。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

アーティスト桑原正彦さんのオリジナルトートバッグ。¥1,000(予定)。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

アーティスト工藤麻紀子さんのドローイングとサインの入った作品集。限定2部。¥10,000くらいを予定。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

工藤さんの通常の作品集(サイン無し)を買うと、プラバンで作ったこれらをプラス¥1,000で買える。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

菅木志雄さんサイン入り作品集。限定1部。価格未定。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

アーティスト中園孔二さんのトーバッグ。BEAMS製。¥8,800

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザールで売られているアイテム

同じく中園孔二さんのTシャツ。BEAMS製。¥4,400。

アーティストグッズばかりでなく、興味深いアート作品も販売される。こちらはアーティスト開発好明の”147801シリーズ”。

小山登美夫ギャラリー主催のアウトレットバザール

ANOMALYからの出品で、開発好明の「作品数だけでもピカソが生涯に制作した147800点を超えよう」というプロジェクト。来場者は好きなオブジェ(作品を作るときにでる切れ端など)を好きな価格で購入し、自宅に飾った写真を作家に送ると、作品番号が伝えられ、初めてそのオブジェが作品として認定される。開発は代わりにその写真(画像データ)を譲渡され、物々交換が成り立つという仕組み。

お知らせとしては、2023年2月18日(オノ・ヨーコさんの誕生日だ!)は僕もブースを出して、古本などを売る予定。よろしければお会いしましょう。2月25日は考え中。

開催概要
開催日:2023年2月18日(土)、25日(土)
時間:12:00〜18:00
場所:小山登美夫ギャラリー天王洲
住所:東京都品川区東品川1-33-10 Terrada Art Complex I 4F
TEL 03-6459-4030
出店予定:ANOMALY、MAKI Gallery、小山登美夫ギャラリー(以上、現代アートギャラリー)、Wonderstock Photo(3Dオンライン撮影とコーヒー)、鈴木芳雄(編集者)、ほか日時によって変わる可能性あり。

Yoshio Suzuki
編集者/美術ジャーナリスト。雑誌、書籍、ウェブへの美術関連記事の執筆や編集、展覧会の企画や広報を手がける。また、美術を軸にした企業戦略のコンサルティングなども。前職はマガジンハウスにて、ポパイ、アンアン、リラックス編集部勤務ののち、ブルータス副編集長を10年間務めた。国内外、多くの美術館を取材。アーティストインタビュー多数。明治学院大学、愛知県立芸術大学非常勤講師。東京都庭園美術館外部評価委員。

過去連載記事

■連載「アートというお買い物」とは……
美術ジャーナリスト・鈴木芳雄が”買う”という視点でアートに切り込む連載。話題のオークション、お宝の美術品、気鋭のアーティストインタビューなど、アートの購入を考える人もそうでない人も知っておいて損なしのコンテンツをお届け。

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TEXT=鈴木芳雄

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