作品の魅力に加え、その仕事の全貌を知る
昨年、惜しくも107歳で死去した美術家の篠田桃紅。東京オペラシティ アートギャラリーでは、没後1年を機に、約120点もの作品や資料を展示する。
70年を越える活動では、書と絵画、文字と形象という二分法に捉われない、墨を使用した独自の表現方法を確立。今回の展示は、多くの作品だけではなく、その仕事の全貌に迫る内容となっている。
ニューヨークへの渡米、帰国を経たことでの変遷や、丹下健三らとコラボレーションした建築関連の仕事まで、長く活動した彼女の足跡に深く触れられるはずだ。仕事や作品だけではなく、篠田桃紅の濃密な人生そのものを、ぜひ肌で感じてほしい。
篠田桃紅展
場所:東京オペラシティ アートギャラリー(ギャラリー1,2)
住所:東京都新宿区西新宿3-20-2
TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開場:11:00~19:00(入場は閉館の30分前まで。月曜休館)
料金:¥1,200