日本のアート文化を牽引する美術館の軌跡
1952年に開館したブリヂストン美術館。創設者の石橋正二郎のコレクションは継承・拡張され、今や約2800点にも及ぶ。
古代美術、西洋近代美術、日本近代洋画、現代美術など、その広範にわたる収蔵品は日本のアート文化の醸成を担い、2020年のアーティゾン美術館開館後もフロアを2倍に増床するなど絶え間なく力を注ぐ。日本の美術史を語るうえで欠かせない存在だ。
今回の展覧会では、その歴史を約170点の作品や資料とともに振り返る。岡本太郎や小説家の武者小路実篤による講演会の記録も公開するなどまたとない機会だ。