クリエイティブ・マガジン『Plus81』などを発行するPlus81publishersより、『CORBEAU NOIR(コルボノワール)』が10月29日に創刊された。表紙を飾るのは女優・米倉涼子。フォトグラファー田中了が撮りおろしたモノクローム写真と、plus81編集長の山下悟が注目する4名のアーティスト作品で構成された全52ページのモノクローム・スタイル誌だ。
フォトグラファー田中了が表現するモノクロームの世界観
『CORBEAU NOIR』はフォトグラファー田中了とplus81編集長の山下悟のコラボレーションで生まれた雑誌。タイトルの「CORBEAU NOIR(コルボノワール)」とは、「闇夜の鴉(からす)」をフランス語で表現した“Corbeau de la nuit noire”の略。闇夜に佇む鴉を見極める眼を養い、色彩のない世界で、物事の本質を見極め、想像力を湧き上がらせる。色彩情報から解放されることにより、モノクロームの世界に潜む本人も気づかない本性や未来の姿を被写体から感じ取るモノクローム・スタイル誌だ。
創刊号のテーマは「挑戦」。現代社会のさまざまな場で活躍する7人の女性のポートレート写真と、4人の気鋭のアーティストたちの作品で構成されている。創刊号の表紙に登場したのは女優の米倉涼子。他にも、次世代の注目女優やモデル6人が登場。愛甲ひかり、安藤ニコ、る鹿、横田ひかる、Amity、南琴奈と豪華な顔ぶれが揃った。
モノクロームの世界を表現する女性たちを撮りおろしたのは、フォトグラファーの田中了。2000年代にファッションブランド「SATORUTANAKA」を立ち上げ、東京のファッションシーンを牽引した田中は、2009年より発表の場をニューヨークに移すなど精力的に活動。近年まで世界27ヵ国を巡りながらクリエイションワークを行い、現在は東京に戻り、写真家としての創作分野を広げている。これまでも自身のブランドのルックや、ディレクションを手掛けるプロジェクトの広告キャンペーンを自らが撮影。『CORBEAU NOIR』ではソフトフォーカスな表現で被写体の内なる魅力を描き出している。
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