9月5日、渋谷フクラスに、アートスペース「世界一小さな美術館＠GMOデジタル･ハチ公」がオープン。記念すべき第1弾の展示は、あのバンクシーの「風船と少女」だ。
作品、ムービー、展示空間が一体となったひとつのアート
渋谷の駅前を歩いていると、いたるところで目に入るのが風船モチーフのフラッグ。そこには「あのバンクシーが渋谷に？」と書かれていて……。
ストリートアーティスト、アートテロリストとして、イギリスを拠点に世界中で活動して大きな注目を集める謎に包まれた芸術家、バンクシー。その数々の作品の中でも、バンクシーを語るうえで欠かせない代表作と言われるのが「風船と少女」シリーズだ。
2004年に150点制作された「風船と少女」。そのシリーズのうち1点、が9月5日から渋谷フクラス2Fの「世界一小さな美術館＠GMOデジタル・ハチ公」ではじまる「Banksy Artworks from Masatoshi Kumagai Collection（バンクシー展）」で公開される。
「風船と少女」シリーズは、2018年にオークションハウス「サザビーズ・ロンドン」で開かれたオークションにかけられ、落札直後にバンクシーによって作られたシュレッダー付きのフレームによって裁断され大きな話題となった作品。今回の展示では、この時のフレームに極限まで近づけるため、3Dプリンターなどを使用し、細かな模様、厚み、色味までを再現した世界で唯一のフレームが使われている。
また、作品の魅力をより引き立てるために、このアートスペースでは全面巨大スクリーンと最新の音響技術によるスペシャルムービーも上映。作品、ムービー、展示空間が一体となったひとつのアートとして楽しめる。
展覧会を主催したGMOインターネットグループは、「世界一小さな美術館におけるアート作品の展示を通して、ひとりでも多くの方の『笑顔』と『感動』を創造し、アート界と文化、ひいては社会の発展に貢献していく」とコメント。
日本のカルチャー発信地、渋谷で、あのバンクシーを体感したい。
Banksy Artworks from Masatoshi Kumagai Collection（バンクシー展）
会期：2021年9月5日（日）～
会場：世界一小さな美術館＠GMOデジタル・ハチ公（東京都渋谷区道玄坂1-2-3渋谷フクラス2F）
開館時間：11:00～20:00（１公演20分の入れ替え制、鑑賞人数を制限）
入館料：一般・大学生￥300円／小・中・高校生￥100／未就学のお子様：無料
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