堀江貴文氏がプロデュースするグルメアプリ「TERIYAKI」が昨年度の年間ベストレストランを選出する「TERIYAKI BEST RESTAURANT 2025」を発表。フーディたちが選んだまだ知られざる至極の店とは!?

まだ大衆化されていない珠玉の名店は早稲田にあった
日々美食を追い求めそれぞれに活動する13人の食通たち。
発見した名店はグルメアプリ「TERIYAKI」で紹介し、それは世のフーディたちの貴重な情報源となっている。
この堀江貴文氏を含む13名、通称テリヤキストたちが、昨年1年間で回った店のなかでベストを決めるのが「TERIYAKI BEST RESTAURANT2025」だ。
「それはもう、ベスト1を決めるとなったら取っ組み合いの喧嘩になりそうでしたよ(笑)」と笑う堀江氏。今回、選考にあたって基準となったのは「近年オープンして、これから必ず伸びる」と思う店であることだったという。
テリヤキストそれぞれが選ぶマイベストを「TERIYAKI BEST RESTAURANT2025 Silver」として、そして全員一致で決めた1店舗に「TERIYAKI BEST RESTAURANT2025 Gold」として、その栄誉を授けた。
その受賞発表パーティが渋谷のTRUNK(HOTEL)で「TERIYAKI at TRUNK(HOTEL) シークレットグルメパーティ TERIYAKIベストレストラン」として開催。全国から招待されたTERIYAKIを愛用するフーディたちが集まった。

そのなかで発表され、栄えあるゴールドに輝いたのは「旧雨(きゅうう:東京都新宿区西早稲田2-3-21 ケイビル1F)」。
「もう、本当に決めるまでテリヤキスト13名がすごく激論を交わしましたけど、ここになりました! 某グルメサイトでもレビューが少なく、まだあまり見つけられていないお店。まだ大衆化していないこの店に、いち早く足を運んでほしい」とは堀江氏。

かつて新宿御苑にあった薬膳中華「古月」が早稲田に移転し、「旧雨」と名を変え2023年12月にオープン。コースで薬膳中華を振る舞うレストランだ。こちらは13名の審査員テリヤキストのうち3名が投票し、ゴールドを獲得。選定理由をそれぞれこのように語っている。
「スープは日本料理のお椀のようで、一口目は物足りない。二口目、三口目と素材が膨らみ最後の一口で完成するスープ。身体が整う新しい中華」(食べ歩きYouTuber 品川イッコー氏)
「中医薬学会が認定する『高級栄養薬膳師』の資格を持つ前田シェフの料理は、しみじみ美味しい。たとえば、冬瓜をくりぬき、そこに注いだスープには、心身にこびりついていた疲れがふわりと溶けていくような癒しがある。キッチンがフルオープンなので、シェフの仕事の丁寧さに感心し、完成していく料理を見るのも楽しみのひとつ」(お取り寄せサイト「文春マルシェ」バイヤー/ライター 猪口由美氏)
「身体に染み入る美味しさというものを実感しました」(「東京最高のレストラン」編集長 大木淳夫氏)
美食を求めて日本中どこまでも
堀江氏はこの受賞発表パーティにてこう語る。
「TERIYAKIはまだまだ発見されていない店を求めて、日本中どこまでも行きます。僕も今回、テリヤキストたちが選ぶ店を見て『そんな場所まで行ったのか!?』『そんなところにこんな店が!?』と、彼らの執念と、そして日本のレストランのまだ見ぬポテンシャルに驚かされっぱなしでした」
会場に集まるテリヤキストたちも誇らしげに笑う。
このパーティでは、堀江氏・品川イッコー氏らがプロデュースするamorphousや、昨年の BEST RESTAURANTでシルバーを獲得した日本料理「四四A2(よしあつ)」、新宿御苑の完全紹介制炭火焼きステーキ店「NASQUILLO」が参加。ゲストたちにその料理を振る舞った。
さらに毎年恒例、堀江氏による宮崎県産黒毛和牛の「肉磨き」も行われた。丁寧にカットし肉を磨いていく堀江氏にギャラリーから歓声があがり、その肉はその後すき焼きとカレーになってゲストたちの胃袋に収まった。
「2025年も、知られざる名店をたくさん見つけますよ!」
その堀江氏の言葉に、テリヤキストたち、そして集まったフーディたちは大盛り上がり。グルメを愛する人々の熱く美味な夜がふけていった。
テリヤキストたちが選びに選び抜いたそれぞれの店、「TERIYAKI BEST RESTAURANT2025 Silver」はこちら!
■MANO(マノ)
長野県北佐久郡軽井沢町発地553-3
選者:トヨログ(年間2500軒を食べ歩く広告業界のグルメ王)「昨年行った薪料理のお店では、一番好みだったお店。最初のスープからここは違うなと! 予約が取れなくなる日が近いお店です」
■島Cuisineあーすん
沖縄県那覇市金城5-13-5
選者:堀江貴文「地元の野菜やハーブ、魚介類を琉球料理の伝統を考慮しながら再構成してくれる。ワインから泡盛までアルコールペアリングもしてくれ、しかもけっこうリーズナブルです!」
■vincisgrassi (ヴィンチスグラッシ)
静岡県静岡市葵区鷹匠2-18-7 グランデクレシタ鷹匠103
選者:品川イッコー(食べ歩きYouTuber)「シェフの修行先のイタリア、マルケ州の料理に特化したお店。現地の作り方を徹底して、本物を食べさせてくれる店です」
■日本料理 崇(スウ)
福井県大飯郡おおい町名田庄三重18-51
選者:紅翠香(1級フードアナリスト・外食文化研究家)「店主の田中さんは、菊乃井で10年腕を磨いた方。現時点での完成度も素晴らしいが、現在32歳と、これからの伸び代にも期待できる楽しみがある」
■鮨ゆうき
東京都渋谷区広尾5-17-4 1F
選者:大木淳夫(「東京最高のレストラン」編集長)「大将は、鮨 水谷で名人・水谷八郎さんの下で7年修業。煌びやかさだけになびかず、江戸前鮨の王道を守り、それが素晴らしく美味しいというのは何かほっとします」
■Ginza 脇屋
東京都中央区銀座5-10-5 スリーY'S&D
選者:園山真希絵(発酵クリエーター・メンタル心理カウンセラー・経営者)「脇屋シェフの新たな挑戦、想像以上の最強新中国料理」
■Yama
東京都港区白金6-16-41 1F
選者:マッキー牧元(味の手帖編集顧問タベアルキスト)「季節の果物を使ったデザートのフルコースと白アスパラや豆を使った特製茶のペアリング。山菜のキッシュと白アスパラのお茶などなど料理もお茶も最高」
■Restaurant SAI 燊
山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1
選者:花千代(フラワーアーティスト+会員制美食倶楽部「ベストテーブル」主宰)「食材はシェフが狩猟、キノコや山菜採取などで集めたもの。その素材を基本薪火で調理するシンプルさ!」
■天ぷら あらたみかわ
東京都港区西新橋2-15-6 2F
選者:小寺慶子(肉を糧に生きる肉食系ライター)「まるで薄氷を踏むような軽やかな衣。コースのはじまりから揚げ続けるさつまいもや穴子、最後の天丼まで流れるようなコース運びも素晴らしい」
■地土里(ちどり)
東京都港区六本木3-6-9 イチベエアパートメント1F
選者:岡田右京(十番右京、十番右京ナチュールスタンド、歌京の店主)「美味しい前菜と焼き鳥とお鍋がバランス良く出てきて、こんないいお店はない!」
■純麦(じゅんむぎ)
住所は非公開
選者:猪口由美(お取り寄せサイト「文春マルシェ」バイヤー/ライター)「カウンターのみ8席で、前菜、ラーメン、牛肉onご飯、かき氷というコース仕立て。細部にまで美味しさを追求している」
■まつ久ら
北海道札幌市中央区南7条西3 LC2番館B1F
選者:小浦場祥夫(さっぽろキズケア・アンチエイジング研究所 所長)「一流店での修業の賜で日本料理の腕は確か。そこに北海道食材が加わり、独創的な和の皿を構築、新たな蝦夷の和食の世界を創り上げつつある」
■TSUSHIMI (つしみ)
山梨県韮崎市(以下詳細非公開)
選者:Peragate Charoenpanich(海外雑誌ライター・フーディ)「とにかくこだわりが強く、仕事が非常に丁寧。野菜料理を中心としたコースで、細部まで計算された一皿一皿が印象的。野菜があまり好きではない自分でも、楽しく美味しく食事ができました」