OIV(国際ブドウワイン機構)に登録されている日本固有のブドウ品種は全3種類。なかでも、2020年に登録されたばかりの品種は一体どれ?
A. 4.山幸
北海道・池田町の十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)が、寒さに強いヤマブドウに、セイベル13053という品種から系統選抜した清見を交雑したのが山幸。OIVに登録されると、品種名をラベルに表記したワインをEU域内で販売することが可能になる。ちなみに、日本の品種で初めて登録されたのは、2010年の甲州。
1は北米系品種のベーリーに欧州系のマスカット・ハンブルグを交雑した品種。新潟の川上善兵衛が育種に成功したブドウで、2013年にOIVに登録。2はその名の通り、ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交雑品種。山梨大学が開発。3は中国、ヒマラヤ、日本などのヤマブドウを交配させたもの。