夏バテ気味な時こそ、心地よい上質な空間で、絶品料理を堪能しスタミナをつけたいものだ。仕事に邁進するビジネスパーソンが、ふと閃きを得られる場所に毎月ホラン千秋が突撃取材! 話題のスポットを紹介する連載「ホラン千秋の閃き空間」から、暑い夏にこそ食べたい逸品と涼を感じる最旬スポットをご紹介! ※過去のGOETHEの掲載記事を再編
1.ベンジャミン ステーキハウス 東京ガーデンテラス紀尾井町
ベンジャミン ステーキハウスといえば、熟成肉ステーキで知られるマンハッタンの名店。ここ紀尾井町でも、アメリカの最高級牛肉「プライム」を、店内の熟成庫でじっくり熟成。他のステーキハウスよりも長い約28日間もかけて熟成し、最後は指でその熟成度合いをチェックするという職人技で仕上げたお肉は、ナッツやバターの香りをまとい旨味が凝縮。NYと同じ高温のデッキブロイラーで焼き上げれば、外はカリッと中はしっとり。
お薦めは、熟成肉のステーキと、本日の魚、季節の野菜などを盛り合わせたプレートと一緒に、シャンパンなどを好きなだけ堪能できる、テラス限定のフリーフロープランです。いろいろな料理を少しずつ楽しめるので、女性にも気に入ってもらえるはず。その他、ロブスターなどのシーフードや、ボリューム満点のサラダなど、NYと同じメニューが店内でもテラスでも楽しめます。
爽やかなテラスも、夜にはライトが内蔵されたカウンターが発光し、幻想的な雰囲気に。店内で伝統のステーキを味わったあと、テラスのバーカウンターでもう一杯。そんな楽しみ方もできる「ベンジャミン ステーキハウス 東京ガーデンテラス紀尾井町」。風を感じる素敵なテラスを、ぜひ堪能してください。
BENJAMIN STEAK HOUSETOKYO GARDEN TERRACE KIOICHO
住所:東京都千代田区紀尾井町1-3 東京ガーデンテラス紀尾井町4F
TEL:03-3263-5544(10:00~22:00)
営業時間:11:30~15:00(最終入店13:30、L.O.14:00)、17:00~22:00(ダイニング最終入店20:30、L.O.21:00)、17:00~22:30(テラスラウンジ最終入店21:00、L.O.21:00)
席数:230席(ダイニング90席、ベンジャミン テラスラウンジ140席)
※フリーフロープランは公式HPより予約すると500円割引に。
2.ANAインターコンチネンタルホテルのシャンパーニュバー
近年、世界的に高まっている〝サステナビリティ〞の意識。私もできるだけ飲み物はマイボトル、フードロスを出さないよう残り物はお弁当に、そして何か買う時も一時の消費ではなく、持ち続ける価値があるか考える……と、普段から意識しています。
そんなサステナビリティの波がシャンパーニュにも! 徹底的にサステナブルな姿勢を貫くANAインターコンチネンタルホテル東京の「シャンパン・バーbyテルモン」では、サステナブルなシャンパーニュが堪能できます。
世界に先駆けて、日本で発売されたシャンパーニュ「テルモン」は、オーガニック栽培の畑がいまだ2.5%というシャンパーニュ地方で、2017年に初めて所有畑にオーガニック認証を取得。さらに透明性をはかるため、畑の名や葡萄品種の割合などをラベルに明記。電力も太陽光発電で供給し、豪華な木箱など余計な包装も排除しています。そしてCO2削減のため、輸送に航空便はいっさい不使用! 地球環境を守るためにとことんこだわっているんです。
その考えは、バー空間にも活かされていて、床やテーブルの木材は古材を再利用。カウンター背後の壁は職人の手による土壁と、環境に優しい素材を使用しています。ユニークなのが、ブランコ式のスイングシートです。ブランコの揺れによって発生した電力が、壁面のディスプレイを照らす仕組みになっているというちょっとした遊び心も。
そんな空間でいただけるのは、3つの葡萄品種を使ったフレッシュでリッチな「レゼルヴ・ブリュット」や、4年にわたるワインをブレンドしたエレガントな「レゼルヴ・ロゼ」など、どれも美味しくてどんどんグラスが空いちゃいそうです(笑)。
シャンパーニュの華やかさを楽しみながら、それが地球を守ることにもつながっている、世界でここだけのシャンパン・バーbyテルモン。ぜひ素敵な時間を過ごしてください。
The Champagne Bar by TELMONT
住所:東京都港区赤坂1-12-33 ANAインターコンチネンタルホテル東京3F
TEL:03-3505-1185
営業時間:17:00~L.O.20:00(水~金曜)、11:30~L.O.20:00(土曜)、~L.O.17:00
(日曜・祝日)
席数:38席
料金:テルモン レゼルヴ・ブリュット グラス¥3,480/ボトル¥18,645、テルモン レゼルヴ・ロゼ グラス¥3,978/ボトル¥22,374、テルモン シャンパーニュカクテル「アルチザン」¥3,480など
3.東京エディション虎ノ門シグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION」
街の賑わいが少しずつ戻ってきたこの頃、ちょっとお洒落して大人な夜遊びもしてみたい。そんな気分にぴったりな場所が東京エディション虎ノ門のシグネチャーカクテルバー「Gold Bar at EDITION」です。
虎ノ門が日本初進出となるエディションホテルは、「新世代のラグジュアリー」がコンセプト。高いクオリティとデザイン性で、客室からホスピタリティにいたるまで斬新な驚きに満ちた体験ができる場所として注目のホテルブランドです。そのバーの入り口は、看板のない真っ黒なドアで開ければそこは、高い天井にゴールドと黒を基調にした瀟洒(しょうしゃ)な空間が。NYのサウンドデザイナーによる音楽に包まれて、深々としたソファに座れば、ワクワク感も高まります。
禁酒法以前の「カクテルの黄金時代」をテーマにしたこのバーで、ぜひ味わいたいのがオリジナルカクテル。バーボンにピノノワールとコンコードグレープを合わせた「ピノと二つの葡萄」や、ダークラムと麦焼酎、生姜などを使った「麦と生姜」など、バー・ディレクター齋藤秀幸氏がクラシカルなカクテルをモダンなスタイルに昇華したカクテルは15種類。どれにしようか悩むのも楽しみに。
さらなるこだわりは、著名な料理人と季節ごとにコラボレーションするフードメニュー。今回タッグを組んだのは、国内外のアーティストやデザイナーなども足繁く訪れる渋谷の居酒屋「なるきよ」の店主・なるきよ氏。トリュフペーストを合わせたサーモンの白味噌漬け焼きなど、なるきよの味をベースに、エディションならではのヒネリを効かせたメニューが揃っています。 空間、カクテル、料理、音楽、ここで過ごす時間に驚きが詰まっている「Gold Bar at EDITION」。扉の向こうに広がる大人の社交場で、思い切り楽しんじゃってください!
Gold Bar at EDITION
住所:東京都港区虎ノ門4-1-1 東京エディション虎ノ門1F
営業時間:水・木曜17:00~24:00、金・土曜、祝前日17:00~翌2:00
定休日:日~火曜
TEL:03-5422-1600
Chiaki Horan
1988年東京都生まれ。趣味は韓国ドラマ鑑賞。『Nスタ』(TBS系、毎週月~金曜15:49~19:00※地域により異なる)にてキャスターを務めている。