秋元康、小山薫堂、中田英寿、見城徹の美食を探求する4兄弟の偏愛レストランを大公開するゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」から東銀座・有楽町エリアの名店をまとめてご紹介。※GOETHE2020年6・7月号掲載記事を再編
見城徹が絶賛! Fumi|東銀座の大人の隠れ家。大阪の名店『カハラ』出身シェフが供する極上料理とワイン
――ブルゴーニュワインと料理好きが高じて29歳から飲食業に転身した中井聖子さん。昨年3月にひとりで切り盛りするレストラン&ワインバーを開いた。雑居ビルの5階で秘密めいたロケーションが好奇心をくすぐる。
見城:中井さんは、大阪出身で、もともと客として『カハラ』をはじめ料理やワインが美味しい店に通うOLさんだったそうです。『カハラ』のシェフ、森 義文さんが料理の味をたずねると、的確な答えが返ってくる、その味覚の鋭さに感心したと言っていましたよ。
小山:29歳で料理界に入るって、相当に自信がないとできないことですよね。
見城:ブルゴーニュワインが大好きで、どうしても現地で働きたかったと、渡仏。醸造を学びながらレストランでソムリエールを、『TOYO』のパリ本店や日比谷店では料理もしていたり。度胸のある女性だよね。
秋元:『カハラ』のような料理なんですか?
見城:森さんのスペシャリテのひとつ、フカヒレのステーキをアレンジしたお椀や、クエとジャガイモのコロッケなど、シンプルに素材を磨き抜いて美味しさにフォーカスするという基本は踏襲しています。でも設備の規模が違うから、レストランの在り方としてはタイプが違うよね。店名は森さんの名前、義文の“ふみ”から取ったそうだよ、恩師への感謝の気持ちかな。
小山:コース料理をひとりで?
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ふみ
住所、TEL、営業時間、休業日、すべて非公開。※紹介制
中田英寿お薦め! テクストゥーラ|丸の内の話題のレストラン。四川料理×スペイン料理の絶妙な融合
──四川料理の人気シェフが手がけるレストラン。多様性をテーマに、遊び心のある四川料理とスペイン料理を提供。店内は入口側のバーエリアと奥のレストランエリアに分かれ、それぞれに異なるメニューが用意されている。
中田:ここは鎌倉にある名店『イチリンハナレ』の齋藤宏文シェフがやっているお店です。安いしカジュアルなんですけど、スペイン料理と中華のいいとこ取りをしてて、すごく面白いお店だと思います。
秋元:僕は齋藤シェフの大ファンなんです。
中田:彼が最初につくった『東京チャイニーズ一凛』も美味しいです。
秋元:名物の「よだれ鶏」も旨いし、そのタレで餃子を食べて、最後にタレに麺を入れる“3段活用”も好きだな。
中田:僕も同じです。あのセンスは際立っていると思う。スペイン料理と中華を一緒に出すって、なかなかないですよね。
小山:スペイン料理と中華をあえて融合させずに、コースのなかにバラバラに出してくるところなんかも新しい。
中田:全然違うジャンルの味が濃い料理を、とてもうまい流れで出してきます。
見城:それは行ってみたい。
小山:あと、店内の手前と奥でメニューがちょっと違うんだよね。
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TexturA
住所:東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル1F
TEL:03-6259-1144
営業時間:レストランエリア12:00~L.O.12:30、17:30~最終入店20:30/バーエリア11:00~L.O.22:00(平日14:00~L.O.16:00はカフェタイム)
休業日:無休
座席数:80席
料金:コースはランチ¥5,000~(平日¥1,700~)、ディナー¥8,000