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2020.06.14

Fumi|東銀座の大人の隠れ家。大阪の名店『カハラ』出身シェフが供する極上料理とワイン

毎年恒例のゲーテレストラン大賞「ゲーテイスト」。今回も秋元 康さん、小山薫堂さん、中田英寿さん、見城 徹の食を愛する4兄弟が集結、ここ1年のお薦めのレストラン(全52店)を教えてもらった。26店目は、雑居ビルの5階、秘密めいたロケーションのレストラン&ワインバー。

Fumi

見城徹「こんなおつまみ作って」の要望にも応えてくれるバータイムも魅力

――ブルゴーニュワインと料理好きが高じて29歳から飲食業に転身した中井聖子さん。昨年3月にひとりで切り盛りするレストラン&ワインバーを開いた。雑居ビルの5階で秘密めいたロケーションが好奇心をくすぐる。

見城:中井さんは、大阪出身で、もともと客として『カハラ』をはじめ料理やワインが美味しい店に通うOLさんだったそうです。『カハラ』のシェフ、森 義文さんが料理の味をたずねると、的確な答えが返ってくる、その味覚の鋭さに感心したと言っていましたよ。

小山:29歳で料理界に入るって、相当に自信がないとできないことですよね。

見城:ブルゴーニュワインが大好きで、どうしても現地で働きたかったと、渡仏。醸造を学びながらレストランでソムリエールを、『TOYO』のパリ本店や日比谷店では料理もしていたり。度胸のある女性だよね。

秋元:『カハラ』のような料理なんですか?

見城:森さんのスペシャリテのひとつ、フカヒレのステーキをアレンジしたお椀や、クエとジャガイモのコロッケなど、シンプルに素材を磨き抜いて美味しさにフォーカスするという基本は踏襲しています。でも設備の規模が違うから、レストランの在り方としてはタイプが違うよね。店名は森さんの名前、義文の“ふみ”から取ったそうだよ、恩師への感謝の気持ちかな。

小山:コース料理をひとりで?

見城:一斉スタートで、そのあとはワインバーとして営業。バータイムは、「こんなおつまみ作って」という要望にも応えてくれる。材料さえあればね。隠れ家的な店だし、一見では入りにくいから、知り合いのつながりで少しずつ顧客を増やしている感じ。落ち着いてていいよ。

北海道地ビーフのハンバーグ。

北海道地ビーフのハンバーグ。塩のみのシンプルな味つけで、赤身の旨味を存分に味わうことができる(料理はすべて¥15,000のコースの一例)。

肉厚の焼きフカヒレと刻みキクラゲのお椀。

肉厚の焼きフカヒレと刻みキクラゲのお椀。コクのある魚の出汁に香り高い本三つ葉を添えている。

土鍋の炊き立てご飯にスッポンを混ぜて仕上げる〆の食事。

土鍋の炊き立てご飯にスッポンを混ぜて仕上げる〆の食事。

ワインは、中井さんが心酔するブルゴーニュ中心の品揃え。

ワインは、中井さんが心酔するブルゴーニュ中心の品揃え。ボトルワインは¥10,000~。

明るくテキパキとした働きぶりの中井さんのさっぱりとした接客も魅力的。

明るくテキパキとした働きぶりの中井さんのさっぱりとした接客も魅力的。

壁にはブルゴーニュの畑の地図。

壁にはブルゴーニュの畑の地図がかかっている。

ふみ
住所、TEL、営業時間、休業日、すべて非公開。※紹介制

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=土居麻紀子

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