GOURMET

2021.12.28

中田英寿が厳選! 味の濃い料理に合わせたい日本酒/肉料理に合わせたい日本酒/スッキリとした味わいの日本酒

毎年10万人以上を動員する「CRAFT SAKE WEEK」などのイベントをプロデュースし、また日本酒アプリ「Sakenomy」を開発するなど、日本酒の伝道師として活躍する中田英寿さん。これまでに全国400以上の酒蔵を訪れた中田さんが、数あるなかからおすすめの日本酒と、その造り手である蔵元に日本酒と合う逸品を教えてもらった連載「中田英寿の最愛酒」をまとめてご紹介!

第十回 味の濃い料理に合わせたい日本酒5選

nakata10-1

陸奥八仙 natural sparkling/八戸酒造(青森県)

元文5年(1740年)、初代駒井庄三郎が青雲の志で近江の国を出て、陸奥の地で酒造りの道に入り、以来蔵元代々酒を造り続けてきた八戸酒造。 八戸・蟹沢地区の名水を使用した『陸奥八仙 natural sparkling』は、程よく米の甘みと旨味、そして柔らかくきめ細かい泡が特徴。

nakata10-2

特定名称/純米酒 原材料/米、米麹 使用米/青森県産米 アルコール度/13% 日本酒度/-10

Nakata’s Recommend
「八戸酒造の大正時代の蔵は、国の登録有形文化財、さらには青森県では初となる景観重要建造物にも指定されている。しかし、9代目蔵元の駒井秀介が造る『陸奥八仙 Natural Sparkling』は、非常にモダンで、アップルパイのような豊かな果実の香りと味わい、ジューシーな酸味が特徴の微発泡酒で、チーズケーキなどの乳製品を使った料理によく合います」

続きはこちら

第十一回 肉料理に合わせたい日本酒5選

nakata11-1

南郷 純米酒/矢澤酒造店(福島県)

清流久慈川上流の伏流水を仕込み水として使用した純米酒は、辛口でキレのある味わい。米本来の香りと旨味を引き出した、重さを感じさせないすっきりとした後味を楽しめる。いつまでも飲食しつづけたくなるような、食べ物の旨味と同調する食中酒だ。

nakata11-2

特定名称/純米酒 原材料/米、米麹 精米歩合/60% 使用米/美山錦 アルコール度/15% 酸度/1.7 日本酒度/+3

Nakata’s Recommend
「もともとの酒蔵の歴史は約180年前の天保4年まで遡るが、実は数年前に『藤井酒造店』から『矢澤酒造』へと名前を変え、経営も引き継がれた。 そんな矢澤酒造の誇る『南郷』は、旨みとキレがあり和食だけでなく、様々な国の料理との相性も抜群! 『南郷純米酒』はロックで飲んだり、豚角煮や麻婆豆腐などのスパイシーな料理と一緒に飲むのがおすすめ」

続きはこちら

第十二回 スッキリとした味わいの日本酒5選

nakata12-1

常山 純米大吟醸 超辛/常山酒造(福井県)

江戸文化元年(1804年)創業の常山酒造が醸造する純米大吟醸酒。福井市美山地区で育てられた酒米を、精米歩合50%まで削ることで、キレのある旨みと吟香を兼ね備えた味わいを実現。淡麗でありながらも米の旨みを十分に引き出す、“越前辛口”を感じられる一品だ。

nakata12-2

特定名称/純米大吟醸酒 原材料/米、米麹 精米歩合/50% 使用米/福井県産五百万石 アルコール度/16% 日本酒度/+8

Nakata’s Recommend
「『常山(じょうざん)』を醸す常山(とこやま)酒造は、日本海と越前の山々に囲まれた自然豊かな場所にあります。商品名に『超辛』と入れているように、そのキリッとした辛口が印象的な造り。『常山 純米大吟醸 超辛』は、リンゴや白い花などの上品な香りと、ミネラル感のある味わいで、後味はすっきりとしています」

続きはこちら

PICK UP

STORY 連載

MAGAZINE 最新号

2024年12月号

昂る、ソウル

東方神起

最新号を見る

定期購読はこちら

バックナンバー一覧

MAGAZINE 最新号

2024年12月号

昂る、ソウル

仕事に遊びに一切妥協できない男たちが、人生を謳歌するためのライフスタイル誌『ゲーテ12月号』が2024年10月24日に発売となる。今回の特集は“昂る、ソウル”。最高にエンタテインメント性に富んだ国、韓国をさまざまな方向から紹介。表紙は東方神起が登場。日本デビュー20周年を目前に控えた今の心境を教えてくれた。

最新号を購入する

電子版も発売中!

バックナンバー一覧

SALON MEMBER ゲーテサロン

会員登録をすると、エクスクルーシブなイベントの数々や、スペシャルなプレゼント情報へアクセスが可能に。会員の皆様に、非日常な体験ができる機会をご提供します。

SALON MEMBERになる