既成概念に囚われず、それでいて文化を大切にしながら日本とイタリア、あるいは新たな組み合わせを融合。独自の世界で魅了するイタリアン「アルテレーゴ」を紹介。
日本の食材を使いながらイタリアを表現
店名は、「分身」という意味。
日本人シェフとしてイタリアで初めてミシュラン1つ星を獲得した徳吉洋二氏が、日本で新たな表現を生みだすため、昨年2月に開いた話題の店だ。
ミラノの『RistoranteTOKUYOSHI』とは違い、「質の高い日本の食材を積極的に使いながらイタリアを表現したい」と話すのは同店でスーシェフを任されていた平山秀仁氏。
「テーマは “バランス”」とのことで、イタリアと日本の文化、厳選の食材を合わせながら、一番美味しい食べ方を追求している。
ユニークなのは、料理にスープを合わせていくペアリング。
「ワインと同じように別々に味わうことで、味が伸びやかに広がったり、ふくらんだり、あるいは余韻を切ったりという効果を楽しめます」
イタリアでは理解を得るのが難しかったが「汁ものとご飯、おかずを一緒に食べる日本だから理解してもらえる」そうだ。
アルテレーゴ
住所:東京都千代田区神田神保町2-2-32
TEL:03-6380-9390
営業時間:18:00~と20:30~の2部制(希望の時間がある際は電話にて応相談)
休業日:日曜
総席数:カウンター9席、個室1室(2~4名 室料 ¥4,000)
料金:コース ¥15,000(スープペアリング、ミネラルウォーター込)