GOURMET

2020.02.03

スープペアリングで完成する独創的なコース! 切り札イタリアン『アルテレーゴ』

既成概念に囚われず、それでいて文化を大切にしながら日本とイタリア、あるいは新たな組み合わせを融合。独自の世界で魅了するイタリアン「アルテレーゴ」を紹介。

アルテレーゴ

日本の食材を使いながらイタリアを表現

店名は、「分身」という意味。

日本人シェフとしてイタリアで初めてミシュラン1つ星を獲得した徳吉洋二氏が、日本で新たな表現を生みだすため、昨年2月に開いた話題の店だ。

ミラノの『RistoranteTOKUYOSHI』とは違い、「質の高い日本の食材を積極的に使いながらイタリアを表現したい」と話すのは同店でスーシェフを任されていた平山秀仁氏。

アルテレーゴ

食材や料理の背景にあるストーリーや、より美味しい食べ方、スープと合わせた時の味の変化、広がりなどを丁寧に説明するシェフの平山氏。

「テーマは “バランス”」とのことで、イタリアと日本の文化、厳選の食材を合わせながら、一番美味しい食べ方を追求している。

ユニークなのは、料理にスープを合わせていくペアリング。

「ワインと同じように別々に味わうことで、味が伸びやかに広がったり、ふくらんだり、あるいは余韻を切ったりという効果を楽しめます」

イタリアでは理解を得るのが難しかったが「汁ものとご飯、おかずを一緒に食べる日本だから理解してもらえる」そうだ。

アルテレーゴ

タレをさっとくぐらせたマグロのヅケをスライスしたての生ハムに包んで食べる「生ハムとマグロ」。海と山の旨味の出合いを味わえる。合わせるのはケイパーのスープ。

アルテレーゴ

最初の一品は、サプライズ感満載の「デリバリーピザ」。ミラノの店と同じなのはこれだけ。

アルテレーゴ

土鍋の炊きたてご飯に、たっぷりの溶き卵を混ぜて目の前でリゾットのように仕立てていく。その過程を見るのも楽しい締めの「卵かけご飯」。トッピングは季節によって変わる。

アルテレーゴ

人気の日本料理『傳』だった場所。杉玉が下がる外観も内装もほぼそのままだが、深いグリーンの壁の色はミラノと同じに。

アルテレーゴ

住所:東京都千代田区神田神保町2-2-32
TEL:03-6380-9390
営業時間:18:00~と20:30~の2部制(希望の時間がある際は電話にて応相談)
休業日:日曜
総席数:カウンター9席、個室1室(2~4名 室料 ¥4,000)
料金:コース ¥15,000(スープペアリング、ミネラルウォーター込)

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