GOURMET

2018.03.03

HIBACHI|会員同伴じゃないと行けない究極のプライベートレストラン。

たった30名の会員のためだけに、最高級の食材を取り揃え、その日に食べたいものを何でも作ってくれる至高のレストラン。1日1組だけが体験できる、最高の喜びをいざ拝見。

HIBACHI

1日1組。会員同伴じゃないと行けない秘密の場所

見城 30人限定の会員制なので、ここで紹介しても読者は行けないんです。でも、紹介する価値はあるので。8月にオープンして10回位行っているかな。秋元も同じ位?

秋元 いや、そこまでは……。 

小山 あれ、ふたりとも会員に? 

見城 空きがあったら入る?

小山 いえいえ、恐れ多い。どんなお店ですか?

見城 鉄板焼きです。最高級の食材を最初に全部見せてくれて。好きなものを好きに料理してくれます。今年の初セリでマグロを最高値で落とした築地の仲卸『やま幸』がオーナーなので、魚介は言わずもがな。肉も独自の仕入れ網を持っているし……。

小山 贅を尽くせるんですね。

見城 料理も独創性がある。ベルーガキャビアの前菜は、仕上げにライムの果汁と皮で香りづけされていてね。清々しい味わいにハッとさせられた。

ベルーガ産キャビアと雲丹、カニ、ホタテの幸福なマリアージュ。

ベルーガ産キャビアと雲丹、カニ、ホタテの幸福なマリアージュ。口当たりが秀逸な石垣島・夜光貝のスプーンでいただく。

秋元 料理長の佐藤隆亮さんは30歳と若いんだけど、料理をするのも食べるのも大好きで、小学校に入る前から料理人になることを決めていたらしいですよ。

見城 そうそう、料理の基本を踏まえつつも既成概念にとらわれない調理や食材の組み合わせで驚かせてくれる。

小山 どこで修業を?

秋元 フランス料理を勉強してたけど、『うかい亭』に入って自在に調理できる鉄板の面白さに夢中になったとか。

見城 パリの『鉄板焼 銀座おのでら』で2年料理長をやっていたんだ。鉄板で、本当に自在に楽しそうに作ってくれるよ。牛肉の薄切りを鉄板でさっと焼いてすき焼き風のタレをかけたしゃぶしゃぶすき焼きみたいなの、旨かったな。イタリア・アルバ産の白トリュフを、トリュフスライサーではなく、チーズグレーダーを使ってきめ細かくふわふわにおろしているんですよ。

秋元 見た目とろろ昆布みたい。口の中でふわっと香って、すーっと消える。日本人に合ったトリュフの味わい方だなと感心。

薄切りにしたサーロイン

薄切りにしたサーロインをさっと焼いて香りを出し、温泉卵の上にのせ、すき焼き風のタレをかけてからチーズグレーダーで白トリュフをふんわりトッピング。

見城 肉料理は、ステーキでも、カツレツ、メンチカツでも何でも作ってくれます。でね、最後の〆がまた別格。ナポリタン、焼きそば、カレー、チャーハン、オムライス、それからお好み焼き。そのうちの3つぐらいを食べるのが、もう最高の喜び。

秋元 薫(くん)ちゃん、ナポリタンを食べたらちょっと驚くよ。

見城 トマトソースが異常に旨い。

秋元 生クリームとバターを加えてまろやかにしているんだって。

小山 わー、食べてみたい!

見城 カレーも旨いよ。

小山 連れていってください!

〆の〝逸品〞ナポリタン。

〆の〝逸品〞ナポリタン。まろやかな口当たり、コクのある味わいに驚かされる。

ヒバチ
TEL・住所・営業時間・休み:非公開(会員制)

TEXT=藤田実子

PHOTOGRAPH=原務

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