モンブランの山の氷河から着想を得たグレイシャーパターンのダイヤルで一躍、ブランドのシグネチャーとなった「アイスシー」コレクション。今回モンブランが新たに挑んだのは、山ではなく“水深4810m”の世界だった。
探究心は山の頂から深海へ。水深4810mという新領域
標高4810mのモンブラン北壁に存在するメール・ド・グラース氷河に着想を得た、グレイシャーパターンのダイヤルが特徴の「アイスシー」コレクション。その最新作「アイスシー ゼロ オキシジェン ディープ 4810」が挑んだのは、“水深4810m”という深海の世界だった。
「私たちが大切にしているのは、イノベーションとストーリーテリングなのです」
モンブランで時計製造の責任者を務めるローラン・レカン氏は、開発の背景にあるブランド哲学をこう話す。
「自分たちのルーツに基づくということが、時計づくりにおいては極めて重要。今回のダイバーズモデルにおいては、モンブランの標高と同じ値の水深を目指したことと、“無酸素”であることがその証です」
モンブランは2022年に発表したモデルに「ゼロ オキシジェン」テクノロジーを初採用、新作にも同様の技術が活用されている。これはケース内部を無酸素にすることで、急激な気温変化によって起こる曇りの解消や酸化の防止、部品の長寿命化を実現し、精度の維持にも貢献するというもの。当然、高気密な設計であることから、4810mという高度な防水性を追求する技術としても機能した。
「高所登山では酸素補給が重要となるように、ダイビングも酸素が生命線です。探検家に向け、過酷な環境下でも正確に機能する時計を提供しようとしている私たちにとって、水深4810mへの挑戦はとても自然な流れだったのです」
氷河を思わせる、奥行きのあるグレイシャーパターンのダイヤルも健在だ。ケースバックには3次元のカラーレリーフでダイバーが見る景色を彫刻するなど、デザインにもモンブランらしいこだわりが溢れている。
深海の静謐な世界と、実直なモンブランの哲学が凝縮されたタイムピース、それが「アイスシー ゼロ オキシジェン ディープ 4810」なのだ。
さらに深みを増していく 「アイスシー」コレクションの深遠なる世界
フリーダイバーの世界王者が新しいマークメーカーに
新たな素材や色を纏ったふたつの新作モデルも登場
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