よい時計の条件に欠かせないのが、高い精度を持つこと。正確性とは、いかに真摯に時計づくりに向き合っているかという証明でもある。ジャガー・ルクルトはその黎明期から精度向上への情熱を持ち続ける、唯一無二のマニュファクチュールだ。
マニュファクチュールの誇りを胸に、精度への飽くなき情熱
時間とは、社会を円滑に動かすための根幹にあるシステムだ。そして、地球上で最も正確に時を刻む原子時計の誤差は、1万年から10万年に1秒というレベルにまで達している。
そんな時代にあって、ジャガー・ルクルトは、改めて「精度とは何か」を見つめ直した。
そもそも、腕に乗るほどの小さなケースの中で、ゼンマイの発する小さな力を使って数百というパーツを動かし、時間を可視化させること自体が奇跡的ともいえる。そんな精密なエンジニアリングの探求もまた、人々を熱狂させるものであり、人間の生活に寄り添う時間をより正確に刻んでいくことこそが、伝統的な機械式時計に求められる“精度”なのだ。
ジャガー・ルクルトは精度への革新的なアプローチとして、2007年に「デュオメトル」を発表。これは複雑機構を駆動させる際にエネルギーを消費することで時刻精度に影響を与えてしまう既存ムーブメントの構造を見直したもの。ひとつのムーブメント内に時刻用と付加機構用という異なるふたつの輪列を備えて、お互いに影響を与えないようにしたメカニズムだ。
2024年はその機構を17年ぶりにリニューアル。ジャガー・ルクルトが大切にしてきた精度追求への飽くなき情熱と技術的革新を、改めて形にした。
「デュオメトル・カンティエーム・ルネール」は、大型のカレンダーとムーンフェイズを搭載し、「デュオメトル・クロノグラフ・ムーン」は、モノプッシャー式のクロノグラフやムーンフェイズ、デイ&ナイト表示を備える。どちらもふたつの動力ゼンマイに対応するそれぞれのパワーリザーブ表示があるのが大きな特徴だ。
さらに、ムーブメントの進化に加えデザイン面もアップデート。美しい曲線を描くダイヤルに合わせて、風防も大きくカーブ。サブダイヤルを小さく窪ませることで立体感をつくりだしている。サボネット(フランス語で“石鹸”の意味)と呼ばれる柔らかなデザインもまた、高い工作精度が可能にするものである。
嗜好品としての高級時計の役割を考えると、もはや精度は二の次でもいいのかもしれない。しかし、現代においても精度は品質を示す基準であり、ブランドの誠実さの表れでもある。だからジャガー・ルクルトは真摯に精度に向き合う。これまでがそうであったように、これからもそうあり続けるのだ。
伊勢丹新宿店に最新コレクションが集結!
「ウォッチズ&ワンダーズ 2024」にて発表された「デュオメトル」などの最新コレクションが一同に会する〈精度のパイオニア〉展を、伊勢丹新宿店にて開催。専任時計師の来場予定や、期間中に時計を購入した人にはギフトのプレゼントもある。
〈精度のパイオニア〉展
開催期間:2024年7月10日(水)〜16日(火)
場所:伊勢丹新宿店 本館1階 ザ・ステージ
歴代モデルに見る精度追求の軌跡
1833年から始まるジャガー・ルクルトの歴史は、高精度を追求するための研究開発とともにある。実用性はもちろんのこと、機構やデザインも優れた数々の傑作が、ブランドの礎となっているのだ。
時計の進化の歴史は、精度追求の歴史でもある。精度追求の方法としては、まずはパーツの加工精度を高めること。そして、磁気や重力といった精度に影響を与える外的要因から時計を守ることも求められる。
ジャガー・ルクルトでは、アントワーヌ・ルクルトが開発した「ミリオノメーター」によって、他社に先駆けて高精度パーツの製造に成功。さらに重力の影響をうち消すトゥールビヨン機構の開発にも力を入れてきた。
しかも機構だけでは飽き足らず、そこに審美性や機構の動きの独自性も追加することで、高精度であるだけでなく、所有して嬉しい時計をつくっているのも見事だ。多軸トゥールビヨンはその動きを見ているだけでも時間を忘れるほど美しく、また音で時刻を示すミニッツリピーター機構との融合も進めた。しかも「1000時間コントロール」という長期間のテストも行っており、品質面も万全だ。
ジャガー・ルクルトは、創業以来一貫して高精度を追求してきた。そしてそれがマニュファクチュールの信頼となっている。数々の傑作が生まれ、多くの時計愛好家から愛されてきた背景には、こういった時計づくりへの情熱があったのだ。
問い合わせ
ジャガー・ルクルト TEL:0120-79-1833