2022年7月、オーデマ ピゲが「ロイヤル オーク オフショア」の5つの新モデルを発表。録音スタジオの機器であるイコライザーをモチーフにデザインされたタペストリーダイヤルは、見ているだけで気分が上がるポップな様相になっている。
ウォッチとミュージックの美しき融合
1875年に創業されて以来、「ソヌリウォッチ」のパイオニアとしての役割を果たし、音楽業界との深い繋がりを発展させてきたオーデマ ピゲ。2006年には、スイス連邦工科大学ローザンヌ校との提携のもと、腕時計の”音“の研究開発を開始。8年にも及ぶ研究の結果、ソヌリのメカニズムとケース構造を結びつけた新たなシステムの開発に成功した。
優れた音響、ボリューム、音色という面で大きな進歩を遂げた新技術「スーパーソヌリ」は、「ロイヤル オーク コンセプト ミニッツリピーター スーパーソヌリ」に初めて搭載され、2016年に開催されたジュネーブ時計グランプリの「優れたメカニズム」賞を獲得。時間を知らせるための音を、腕時計の重要なスペックのひとつにまで発展させた。
今回発表された「ロイヤル オーク オフショア ミュージックエディション」は、そんな音楽と腕時計というふたつの世界の相互作用を表現したもの。2022年にブランドアンバサダーに就任したアーティストのマーク・ロンソンと手を組み、音楽と腕時計、両方のファンにとって嬉しいデザインに仕上がった。
ダイヤル上に音楽のダイナミックさを色鮮やかに表現
今回の最新モデルは、チタンが2モデル、18Kホワイトゴールドが2モデル、そしてブラックセラミックが1モデルの、合計5種類のラインナップ。チタンと18Kホワイトゴールドケースは、ともに37ミリと43ミリの2つのサイズを用意。手首の太さに合わせて選べるので、自分にあった1本を見つけられるのが嬉しい。
チタンケースは、ブルー地のダイヤルにカラフルなイコライザーがトランスファー印刷されており、12時位置にポリッシュ仕上げのホワイトゴールドで象られたメゾンのモノグラムが輝く。また、18Kホワイトゴールドの時と分のインデックスと蓄光処理が施された針を使用することで、コンサート会場などの暗い場所でも見やすい仕様になっている。
さらに、「ロイヤル オーク オフショア」コレクションの37ミリモデルとしては、初の交換可能ストラップシステムを採用。ダイヤルの色が映える「モザイク加工」のターコイズブルー、イエロー、グリーンの3本のラバーストラップが付属されている。加えて、サファイアとチタンのケースバックからは、「Limited Edition of 500 Pieces」の文字がグレービングされた自動巻きムーブメントを覗くことができる。
18Kホワイトゴールドの37ミリと43ミリの2つのモデルは、ダイヤルとベゼルに色鮮やかなカラーストーンを使用。イコライザーをモチーフにしたダイヤルに、ルビー、ペリドット、ツァヴィライト、グリーンサファイア、ブルーサファイア、オレンジサファイアなどの10色のカラーストーンをセット。ベゼルを含めて37ミリのモデルは166個、トータル約3.7カラットのカラーストーンが、43ミリのモデルは230個、トータル約6.15カラットのカラーストーンがセットされている。ストラップはチタンケースと同様、3本のラバーストラップが付属されている。
そして、43ミリのブラックセラミックモデルは、カラフルなイコライザーグラフがダイヤルにトランスファー印刷されており、コンテンポラリーな雰囲気を強調。この鮮やかなコントラストが特徴のタイムピースには、ケースの色に合わせた、交換可能なブラックラバーストラップが組み合わされている。さらにターコイズブルー、イエロー、グリーンの3本のラバーストラップが付属しており、その日の気分に合わせてつけ替えることが可能だ。
チタンと18Kホワイトゴールドの37ミリモデルには、新しい薄型のキャリバー5909を搭載。37ミリモデルに、時・分・秒を表示できる自動巻きムーブメントが搭載されるのは初めてのことだとか。また43ミリのモデルには、同じく時・分・秒表示の自動巻きムーブメントであるキャリバー4309が搭載されている。大きめなサイズなので計時精度が高く、パワーリザーブも約70時間と利便性も抜群だ。
いまだ入手困難な状態が続いている「ロイヤル オーク」。今回の新作モデルも手に入りづらいことが予想されるが、オーデマ ピゲの新たな挑戦や革新的な技術を感じられる「ロイヤル オーク オフショア ミュージックエディション」は、腕時計好きならぜひチェックしておきたい新作だ。
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オーデマ ピゲ ジャパン TEL:03-6830-0000