2022年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選! 連載第105回は、ベル&ロスの「BR 03-92 ダイバー」を取り上げる。連載「意欲的新作ウォッチ」はこちら
ブランド自慢の角型ダイバーズから2つの新作が登場!
フランス発の気鋭の時計ブランドであるベル&ロスの誕生は、友人同士であった創業者のプロダクトデザイナーのブルーノ・べラッシュと銀行員カルロス=アントニオ・ロシオが自分たちが理想とする時計作りを目指したことに始まる。
彼らはドイツのジン社の協力の下、約2年かけて初号機のパイロットウォッチ「スペース1」を1994年に完成、そこから独自路線の商品を次々と仕掛けていく。ヒットのきっかけとなった2005年発表の代表作「BR 01」では、コクピットの計器を想起させる独自のスクエア型ケースを提案。このユニークなデザインがファッションデザイナーのラルフ・ローレンなどの各界の著名人の目に止まり、ブランドの認知度を高めることに大きく貢献した。
「BR 01」の発展形であり、現在ベル&ロスの最もアイコニックなコレクションに数えられる「BR 03」から派生したダイバーズウォッチ「BR 03-92 ダイバー」は、2017年の発表から立て続けにバリエーションを増やし続けている。こちらで紹介するのは、先日発表されたばかりの2本の新作である。
「BR 03-92 ダイバー ホワイト」は、ベル&ロスでは珍しいホワイトの文字盤を採用。ステンレススチール製ケースとの組み合わせによって、氷海の世界を表現した上品な顔立ちが特徴に挙がる。水中で使用してもくたれない強靭なラバーストラップのほか、ファブリックストラップが付属する。
これまで幾度も限定モデルとして登場しているブロンズ製ケースの最新作「BR 03-92 ダイバー ブラウン ブロンズ」は、モデル名からも分かるように温かみのあるブラウンカラーを全体的に取り入れている。ストラップについては、ファッション性を重視したブラウンのカーフストラップとブラックのラバーストラップの用意がある。
ダイバーズウォッチとしての機能については、国際規格ISO6245に準拠した300M防水性能があり、打撃や熱衝撃、塩水への耐性などを備えており、さまざまな障害からダイバーたちを守ってくれる。このように、本格的なツールウォッチとしての条件を十分に満たしつつ、フランス発祥のブランドらしいエスプリを兼ね備えているところが、ベル&ロスの時計に共通する魅力なのである。
どちらのモデルも甲乙は付けがたいところだが、ファッションやライフスタイルと照らし合わせながら自分好みの一本を吟味してみてはいかがだろうか。
問い合わせ
ベル&ロス 銀座ブティック TEL:03-6264-3989