アフターコロナへと、世界は少しずつ歩み始めている。新作時計イベントの始まりを告げる「LVMH WATCH WEEK 2022」では、華やかさと機能性を両立させた美しい時計が揃った。
過去と現代を巧みに融合したモデルをリリース
ここ数年は、超ハイビートのクロノグラフやダイナミックなデザインのスポーツウォッチを積極的にリリースしてきたゼニス。しかしその陰で、“リバイバル”と命名したレトロなモデルにも注力。この新旧のバランスこそが、歴史あるマニュファクチュール、ゼニスの他にはない魅力となっていた。
今年もその戦略を継続しており、1969年に誕生したスポーツウォッチ「デファイ」のユニークな8角形ケースを復活させた「デファイ リバイバル A3642」は、時代の空気感まで上手く表現している。これはレトロ好きの時計愛好家を魅了するだろうし、昨今の復刻モデル人気を刺激するだろう。さらにこの角張ったケースデザインをモダンにアップデートした「デファイ スカイライン」は、高い人気を誇るラグジュアリースポーツウォッチの系譜にあり、今年の話題作になることは間違いなさそうだ。
また、「デファイ スカイライン」に搭載するムーブメントは、毎時3万6000回振動するノンクロノグラフタイプのエル・プリメロ、キャリバー3620。ハイビートムーブメントの名門としての矜持を忘れぬ姿勢もまた、ゼニスらしさなのだ。
新たなクリエイションが示す名門の矜持
昨年デビューの”エクストリーム”なスポーツウォッチに、カーボンケースモデルが登場。カラーサファイア製の文字盤は、同社が公式タイムキーパーを務める電動SUVのラリーレース、エクストリームEのカラーリングでまとめている。
2系統の動力を持ち、1/100秒の計測が可能な超高性能クロノグラフでありながら、ホワイト×レインボーカラーでポップにまとめた。ラバーストラップのステッチも配色が施されており、腕元が軽くなる季節のアクセントとしても使いたい。
1969年製の「デファイ」を、往年の風格はそのままにリバイバル。ラダー(はしご)型のブレスレットやグラデーションダイヤルなど、細部にまでレトロな味つけを加えた。ケースも小ぶりなので、さり気ない個性を楽しめる。
1969年に誕生した「デファイ」の特徴的な多面ベゼルや、斜面を活かしたケースデザインをモダンに刷新した、新型ラグジュアリースポーツ。ガッチリとしたケースは10気圧の防水性能を備え、オフの時間も活躍する。
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