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2021.12.13

DDホールディングス松村厚久「全身ルイ・ヴィトンで固めて、大事な商談に行ってきたばかり」

いついかなる時も仕事にまっすぐ向き合い、成果を残してきた男たち。腕時計に思いを託して勝負を挑む日常を彩るのが、勝負時計だ。最愛の時計たちのストーリーを聞いた。

松村厚久氏

ファッションで違いを生む、ルイ・ヴィトンの腕時計

飲食業界の荒波のなか、常に勝負の最前線に立ち、経営者として攻めの姿勢を崩さないDDホールディングスの松村厚久氏。腕時計の必要性を感じたのは、新卒の時に働いていたディスコでの出来事がきっかけだという。

タンブール

ルイ・ヴィトンの腕時計は10年ほど前から買い集めている。左から2番目が午前中の商談につけていったという「タンブール」。

「当時は手書きでオーダーを取っていたんですが、時間を早く確認できるように、利き腕の右手に時計をつけていました。それが習慣化して、いまだに時計は右腕につけています」

「王道」という言葉に惹かれると話す松村氏にとって、特に好きなファッションブランドのひとつが、ルイ・ヴィトンだ。腕時計もその例外ではなく、現在は5本を所有している。企業のトップとして、人を惹きつける魅力的なファッションに身を包む。松村氏にとって腕時計は、そのコーディネイトを格上げし、人との違いを生みだす重要なアイテムなのだ。

松村氏に時計を贈るという約束

独立した元部下・山本勇太氏から渡され、大切にしている手紙。松村氏を慕う山本氏が、自身の会社が上場したら松村氏に時計を贈るという約束。

「私はファッションが好きなので、腕時計も着こなしになじむかどうかで選ぶことが多い。その点、ルイ・ヴィトンの時計はどんなコーディネイトにも合わせることができていいですね」

他メーカーのデザインを模倣することなく、唯一無二のこだわりを貫くルイ・ヴィトンの時計。それは常に前例を打ち破り、“100店舗100業態”という偉業を成し遂げた松村氏のマインドとも共鳴するのだろう。

ルイ・ヴィトンのアイテム

時計に限らずルイ・ヴィトンのアイテムは松村氏のお気に入り。スニーカーは、取材前日に購入したばかりのもの。

「実は今日の午前中、大事な商談があり、スーツを含め全身ルイ・ヴィトンで挑みました。時計はシックで派手すぎない、『タンブール』。この時計のおかげかはわかりませんが、とてもうまくいった気がします」

 

Atsuhisa Matsumura

Atsuhisa Matsumura
1967年高知県生まれ。日本飲食業界に旋風を巻き起こし続ける、DDホールディングスの代表取締役社長グループCEO。’15年に自身の半生を記した『熱狂宣言』(幻冬舎刊)を発表。’18年には自身が主演し、ドキュメンタリー映画化された。

TEXT=戸叶庸之

PHOTOGRAPH=五十嵐 真

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