いついかなる時も仕事にまっすぐ向き合い、成果を残してきた男たち。腕時計に思いを託して勝負を挑む日常を彩るのが、勝負時計だ。最愛の時計たちのストーリーを聞いた。
ファッションで違いを生む、ルイ・ヴィトンの腕時計
飲食業界の荒波のなか、常に勝負の最前線に立ち、経営者として攻めの姿勢を崩さないDDホールディングスの松村厚久氏。腕時計の必要性を感じたのは、新卒の時に働いていたディスコでの出来事がきっかけだという。
「当時は手書きでオーダーを取っていたんですが、時間を早く確認できるように、利き腕の右手に時計をつけていました。それが習慣化して、いまだに時計は右腕につけています」
「王道」という言葉に惹かれると話す松村氏にとって、特に好きなファッションブランドのひとつが、ルイ・ヴィトンだ。腕時計もその例外ではなく、現在は5本を所有している。企業のトップとして、人を惹きつける魅力的なファッションに身を包む。松村氏にとって腕時計は、そのコーディネイトを格上げし、人との違いを生みだす重要なアイテムなのだ。
「私はファッションが好きなので、腕時計も着こなしになじむかどうかで選ぶことが多い。その点、ルイ・ヴィトンの時計はどんなコーディネイトにも合わせることができていいですね」
他メーカーのデザインを模倣することなく、唯一無二のこだわりを貫くルイ・ヴィトンの時計。それは常に前例を打ち破り、“100店舗100業態”という偉業を成し遂げた松村氏のマインドとも共鳴するのだろう。
「実は今日の午前中、大事な商談があり、スーツを含め全身ルイ・ヴィトンで挑みました。時計はシックで派手すぎない、『タンブール』。この時計のおかげかはわかりませんが、とてもうまくいった気がします」