2021年も高級ウォッチブランドから続々と届く新作情報。その中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる”活きのいい”モデルを厳選!連載第63回は、ゼニス「デファイ エクストリーム」を紹介する。
ネクストレベルへ到達したゼニス史上最もタフなクロノグラフ
時計界きってのイノベーターとしてその名を馳せるゼニスの新たな挑戦。それはすなわち、どんな悪天候も耐え抜く全天候対応型クロノグラフの開発であった。
ゼニスは現在、2021年4月に開幕した電動SUVによるオフロードレース「エクストリーム E」の公式タイムキーパー及びファウンディングパートナーを努めていることもあり、エクストリームスポーツと密接な関係にある。
ウォッチズ&ワンダーズ 2021で発表された「デファイ エクストリーム」は、ゼニスが思い描いた理想を手に入れた新しいスポーツウォッチだ。年々小径化の傾向が強まっている中、45mm径の大きなケースを採用したモダンなデザインは一際目を引く。
高級時計としてのバランスを維持しながら過酷な環境下でパフォーマンスを発揮することは並大抵のハードルではない。クロノグラフのような緻密な設計が前提となる複雑機構であればなおさらだろう。そこでゼニスは、課題のひとつである防水性を高めるために、プッシュボタンの保護を兼ねてねじ込み式リュウズを採用。これらの工夫によって防水性能は200mまで向上。シースルーバック仕様のクロノグラフとしては快挙だと言える数字を叩き出した。
サファイアクリスタル製のオープンワークの文字盤は、2つの脱進機が毎時36,000振動で計時を行い、毎時360,000振動でクロノグラフを作動させる画期的な1/100秒計測できるムーブメントが眺められるのと同時に、特大のクロノグラフカウンター、大ぶりの針やアワーマーカーなどを配置し、ボリューム感と優れた視認性を強調している。
クイックストラップチェンジ機構を搭載した3種類のブレスレット&ストラップも機能にこだわり、どんな環境やアクティビティにも完璧に適応する。
パフォーマンスの限界に挑戦した革命的なクロノグラフは、人生のあらゆる局面で我々をサポートしてくれるタフネスと信頼性に満ち溢れている。