新型コロナウイルスにより、新作発表会が中止や延期を余儀なくされたウォッチシーン。一体新作はどうなるのか!? しかし心配ご無用。主要ブランドからは、新作情報が続々と届いている。そんな中から、新鮮な驚きや価格以上の満足感が味わえる“活きのいい”モデルを厳選! 連載第44回は、ゼニスの「クロノマスター スポーツ」コレクションを紹介する。
名機エル・プリメロの進化を証明する2021年の最新クロノグラフ
史上初のハイビート(毎時36000振動)の自動巻き式クロノグラフ専用ムーブメントとして、1969年に発表されたゼニスの「エル・プリメロ」。誕生から50年以上の歳月が経った今もなお進化が止むことはない。
2021年の新作として届いた「クロノマスター スポーツ」コレクションは、エル・プリメロ搭載モデルとして'68年に登場した「A386」など様々なモデルの特徴を採用した、いかにもゼニスらしいスポーティな佇まいのクロノグラフである。
近年ゼニスは、1/100秒単位の計測を可能とし、クロノグラフ針が1秒でダイアルを1周する「デファイ エル・プリメロ 21」、テンプやヒゲゼンマイ、アンクル、緩急針を厚さわずか0.5mmのシリコン製パーツに一体化させた独自の調速機構オシレーターを搭載する「デファイ インベンター」など、ユーザーが体感で分かるレベルで大幅な機能性の向上を努めてきた。
「クロノマスター スポーツ」では、直感的かつ瞬時にクロノグラフを読み取れるために、搭載されたエル・プリメロ 3600が高精度のムーブメントであることを証明する1/10秒単位の計測できるブラックセラミックのベセル、ホワイト、もしくはブラックの文字盤にブルー、アンスラサイト、ライトグレーの3色のサブダイヤルを備えることで並外れた視認性を手にしている。
スポーティウォッチを謳うだけあって、ブレスレットやストラップへのこだわりも並ではない。ゼニスが発表したDe Lucaからインスパイアされたステンレススチールのブレスレット、テクスチャー加工を施したコーデュラ・エフェクトラバーストラップの2つから選ぶことができる。
次世代のスタンダードになる可能性を秘めたゼニスのクロノグラフ。シーンを問わず縦横無尽に活躍してくれる優れたパフォーマンスを体感してほしい。
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