高級時計ブランド、ブレゲの独創的なコレクション「トラディション」から新たな2つの限定モデルが加わった。鮮やかなブルーダイヤルの「トラディション 7097」と、タヒチ産マザーオブパールダイヤルとオレンジレザーストラップをあしらった「トラディション レディ 7038」。数々の偉人を魅了してきた老舗ブランドが届ける新作の全貌とは?
伝統あるブレゲの“現代のアイコン”
1775年に創設されたブレゲの時計は、ナポレオン皇帝やマリー・アントワネット王妃など世界で最も著名な人々の手を飾り、まさに、ヨーロッパの文化遺産の一部を成してきたといっても過言ではない。
その伝統あるブレゲの“現代のアイコン”として存在しているのが、2005年に登場した「トラディション」コレクション。ムーブメントの調速機構を地板の上に配し、表面から見えるようにした初の時計として知られている。
このたび、その独創的なコレクションに、2つの特徴的なカラーを放つ魅力溢れるラインナップが加わった。
「歴史的な機構の現代化」を象徴するモデル
1つ目が、ブルーダイヤルが美しい「トラディション オートマティック レトログラード セコンド 7097」。このモデルは、同コレクションの他のモデルと同様に、ブレゲ初期の懐中時計「スースクリプション」ウォッチからインスピレーションを得て開発。1796年に1本針の懐中時計を初めて発明したアブラアン-ルイ・ブレゲの巧妙な発想を思い起こさせてくれる。
この「トラディション 7097」はさらに、通常なら地板の下に隠されたブリッジや歯車、脱進機、香箱、その他のムーブメント部品を露わにして見せる点でも、伝統のメカニズムを称えるものになっている。
左右対称に配置されたブリッジが形作る美しいバランスは、シンプルな仕上げによって、いっそう強調されている。また、地板とブリッジの表面には「グルネイユ(サンドブラスト)」と呼ばれる装飾仕上げが施され、ゴールド製のローターは、当時のムーブメントに使われていたスタイルを踏襲。さらには、12時位置にオフセットされたブルー仕上げのゴールドダイヤルには、伝統的な手彫りギヨシェによる「クル・ド・パリ」の装飾が施されています。まさに、「歴史的な機構の現代化」に対し、たゆみなく努めてきた成果といえるモデルである。
2つ目は、女性のフェミニンな趣を高めてくれるレディスウォッチ「トラディション レディ 7038」。このモデルは、タヒチ産マザーオブパールのオフセンターダイヤル、ダイヤモンドをセットしたベゼル、そして、オレンジの鮮烈なレザーストラップを大きな特徴とする。
ブレゲは、このモデルに、グレイン・カーフレザーのエレガントなオレンジのクラッチバッグを用意。伝統的な鞍工芸の手法に従い、イタリアにて制作。大切な女性への最高級の贈り物としても最適だ。
ブレゲが保存する有名な台帳には、18世紀の終わりからのあらゆる時計の詳細な販売記録が残されている。「トラディション」を含め、今もなお唯一無二の芸術作品の製作に真摯に取り組むブレゲは、現代の歴史そのものなのである。
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ブレゲ ブティック銀座 TEL:03-6254-7211