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2022.12.21

見城徹など数々の食ツウと渡り合うフードジャーナリストが選んだ手土産3選

各メディアで食の記事を担当し、『GOETHE(ゲーテ)』のレストラン特集「ゲーテイスト」でも見城徹など百戦錬磨の食通たちと渡り合う、フードジャーナリスト・藤田実子。とんでもなく気遣える人と評判の彼女の手土産論とは。

フードジャーナリスト藤田実子の手土産

愛の深さを語れる「私の定番」に加え、変化球として旅で見つけたマイブームを贈る

手土産はできるだけお渡しする方の好みを把握して、喜んでいただけるものを選びたいと日頃の会話の中からヒントを探っています。

手土産をもらって嫌だったという人はあまりいないと思うのですが、気遣いしすぎても相手の負担になってしまうかもしれないし、気持ちを押し付けているだけかも、と心配になったり……。だからできるだけ「これ美味しいんです、食べてみてください」とピュアな気持ちで愛を押し付けられるものを探しています(笑)。

私が手土産にしたいのは、「美味しくなるよう最善を尽くした愛溢れるもの」。常にアンテナを張って少しずつリストを増やしています。定番の手土産は、私の地元・関西で人気の『ツマガリ』のクッキーをはじめとする焼菓子と『フロインドリーブ』の『ハートパイ』。良質のバターの風味、絶妙な食感や芳ばしさなど創業当時からの変わらない味が魅力です。本店以外は関西のごく限られた場所でしか販売しない姿勢もとても信頼できます。東京では「虎ノ門 虓(コウ)」のカヌレ。前もって予約しておかないと買えませんが、大切な人にお渡ししたい私の勝負手土産になっています。

また、入手しやすいものよりも、できれば販売地域や数が限られているもの、きっとまだご存知ないだろうな、というものをお渡しして驚いてもらえたら……という思いも強いので、出張や旅に出た機会には、レストラン、バー、コーヒーロースターなどを訪ね、情報収集を重ねて結構街歩きをします。お気に入りを見つけたら、例えば「この間大阪で行ったレストランが美味しかったのですが、そのお店の方に教えてもらったこのお菓子がまた美味しくて……」と旅先のグルメ情報と共にお渡しします。つくり手の思いも届けたいと、ついつい気持ちが熱くなってしまうフードジャーナリストの性かもしれません。

今回は旅先で見つけた最近のイチオシ手土産を紹介したいと思います。

 

フードジャーナリスト・藤田実子のとっておきの手土産3選

1.サトウキビの風味の違いで沖縄の島々に思いを馳せる
TIMELESS CHOCOLATE「チョコレート」

タイムレスチョコレートの「シングルオリジンチョコレート インドネシア 72% -STONE GRIND-」

写真は「シングルオリジンチョコレート インドネシア 72% -STONE GRIND-」。¥950(タイムレスチョコレート TEL:098-923-2880)

沖縄で泊まったホテルの部屋に置いてあったのですが、あまりに美味しかったので、次の沖縄旅で北谷にあるショップ兼工場に話を聞きに行きました。「沖縄の特産品なのに生産量が減っているサトウキビ。島や品種によって異なる味わいを活かしてチョコレートを作り、サトウキビ生産で豊かに暮らせる沖縄にしたい」と熱く語るスタッフに心動かされ、その思いを応援したいと、手土産として使わせていただいています。沖縄産サトウキビによるラム酒も共同開発し、沖縄最古の泡盛酒造所「瑞穂酒造」から2021年にリリース。今後の商品展開も楽しみです。

2.B級グルメではない。熟成肉を使った別格のフォカッチャカレーパン
又三郎「熟成肉入りカレーパン」

又三郎「熟成肉入りカレーパン」

熟成肉入りカレーパン¥500(又三郎 TEL:06-6693-8534)

大阪・長居という決してメジャーではない場所で33年続く炭火焼の牛肉専門店。高知県の土佐あかうしをはじめ、熟成に耐えるポテンシャルの高い和牛を厳選して、独自の熟成庫でドライエイジングしています。スタイリッシュなインテリアのなか、炭火の七輪で分厚く切った肉の塊をオーナーの荒井世津子さん自らが網焼きにしてくれる独創的なセンスに感動。ここのカレーパンは、熟成ステーキの端肉や脛(すね)、首などの部位を1㎝角に切って柔らかく煮込んだカレーを、近所で評判のパン屋さんに持ち込み、荒井さんがお気に入りのフォカッチャ生地に包んで焼き上げてもらっているもの。揚げていないので、熟成肉の風味をしっかり味わえます。私のなかでは今まで食べたカレーパンの中で一番美味しい、というか別格。

3.ロースターによる味わいの違いを体験できる
KOFFEE MAMEYA「コーヒー豆」

KOFFEE MAMEYA「コーヒー豆」

写真は、浅煎りから深煎りまで焙煎度合いに合わせて袋の色が分けられているコーヒー豆。すべて150gで販売。¥1,400〜(KOFFEE MAMEYA TEL:03-5413-9422)

「KOFFEE MAMEYA」は、旅先で出会ったお店ではないのですが、地方や海外のロースターのコーヒー豆を東京で買うことができるセレクトショップです。コーヒーフリークの私にとって、東京はもちろん、地方へ行ってもまずはロースター探しから街歩きが始まります。私の好みは、コーヒーは果実ということを実感できる酸の綺麗な浅煎り。この美味しさを伝えたくてコーヒー豆を手土産にすることも多いのですが、ワインと同じであまりに嗜好品なので相手の好みを熟知していないと選ぶのが難しい……。と思っていた頃に現れたのが著名なロースターのものを浅煎りから深煎りまでバラエティ豊かに揃えているこのお店。贈りたい人の好みを話すと的確に選んでくださるスタッフのカウンセリング力も抜群なのです。

藤田実子/Miko Fujita
東京出身・神戸育ち。フードジャーナリストとして約30年。雑誌は『ぴあ』のグルメ記事の編集・執筆を皮切りに、『東京カレンダー』を経て『GOETHE(ゲーテ)』の創刊からレストラン関連の記事を担当する。ゲーテ毎年恒例のレストラン特集「ゲーテイスト」では見城徹が推薦するレストランの取材を担当する凄腕フードライター。

TEXT=藤田実子

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