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2022.05.20

コロナ禍のアスリート③玉井陸斗、井村雅代HC

本連載「コロナ禍のアスリート」では、まだまだ先行きが見えないなかで、東京五輪メダルを目指すアスリートの思考や、大会開催に向けての舞台裏を追う。

14歳で内定を得た"飛び込みボーイ"玉井陸斗の伸びしろとは?

Getty Images

飛び込みの東京五輪最終予選を兼ねたW杯東京大会(5月1~6日、東京アクアティクスセンター)で、14歳の玉井陸斗(JSS宝塚)が男子高飛び込みで東京五輪代表に内定した。「たくさんの人を冷や冷やさせたり、緊張させたりしたが、決勝に残ることができて良かった。五輪ではまず入賞、調子が良ければメダル争いをしたい」

予選では崖っ縁に立たされた。代表内定条件となる準決勝進出ラインは18位で、5本目を終えて19位タイ。最終6本目の5255B(後ろ宙返り2回半ひねりえび型)で水しぶきを立てないノースプラッシュを決めて高得点をマークした。15位に順位を上げて、予選を突破。重圧に打ち勝ち、逆転で五輪切符を手中に収めた。

大一番で「脚の感覚がなくなるくらい緊張した」と本来の演技は影を潜めた。2~5本目は精彩を欠き「だいぶ焦りました」と平常心を失いかけたが「最後は絶対に決めてやる」と土壇場で会心のダイブ。準決勝は9位で突破。ラウンドを重ねるごとに順位を上げ、12人で争う決勝では8位入賞を果たした。

五輪延期の影響もモロに受けた。大会が通常開催されていれば、13歳10ヵ月で本番を迎え日本男子の史上最年少出場を更新していた。だが、1年延期により、1932年ロサンゼルス五輪の競泳・北村久寿雄の14歳10ヵ月に約3週間及ばない。

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井村雅代HCの覚悟「1%でも開催の可能性があるなら最高の準備を」

(左から)吉田萌、井村雅代HC、乾友紀子

アーティステックスイミング(AS)東京五輪日本代表の井村雅代ヘッドコーチ(70、以下井村HC)が、今月7~9日に大阪府東和薬品ラクタブドームで開催された日本選手権中、五輪選手団へのワクチン接種について率直な思いを口にした。

「接種したい。一日も早く接種したいのが本音」と歓迎。「賛否両論があるのは分かっているが、五輪で競うことはアスリートの夢でありゴール」と理解を求め「ワクチン提供のニュースを聞いて、五輪開催が近づいた感じがしてうれしい気持ちがした」と喜んだ。コロナ禍の五輪開催に関して様々な意見があることは理解している。その上で、あえて"本音"を口にした。

国際オリンピック委員会(IOC)は今月6日、東京五輪・パラリンピックに参加する各国・地域の選手団に、米製薬大手ファイザー社と独製薬企業ビオンテック社が共同開発した新型コロナウイルスワクチンを提供することを発表した。

日本にも提供され、7月23日の五輪開会式までに全選手が2度の接種を終えることが可能となる。日本に関しては政府がファイザー社と契約しているワクチン枠とは別。日本選手団は選手1000人程度、監督・コーチ1500人程度が対象になる見通しだ。

国内では高齢者を対象としたワクチン接種がスタートしたばかり。五輪関係者への優遇措置ともいえる優先提供には「不平等」の声がつきまとう。多くの選手、コーチが戸惑いや複雑な心境を口にする中、歓迎の意思を明確にした井村HCの発言はクローズアップされ、一部インターネット上では批判もされた。

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TEXT=木本新也

PHOTOGRAPH=西村尚己/アフロスポーツ

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