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2022.04.30

料理人・鳥羽周作がインスピレーションを感じるノンネイティブの服

ビジネスの最前線で闘うリーダーやスペシャルな人の傍らには、仕事に活力を与え、心身を癒やす、大切な愛用品の存在がある。それらは、単なる嗜好品にとどまらず、新たなアイデアの源となり、自らを次のステージへと引き上げてくれる、最強の相棒=Buddyでもあるのだ。今回紹介するのは、料理人/シズる・sio代表取締役鳥羽周作氏の相棒服。特集「最強の相棒」

鳥羽周作

20年前から買い続け、いずれも現役で活躍しているnonnativeの服。ネイビーは鳥羽氏の勝負カラーで、幼少期に父が乗っていたミニクーパーの色に由来。sioやシズるのテーマカラーもネイビー。

「sio」「シズる」を仕かける料理人とデザイナーの出会い

シェフ鳥羽周作が料理人を志したのは、31歳の時だ。紆余曲折を経て、好きなことを仕事にしたいと選んだ道だった。40歳になる2018年にフレンチレストラン「sio」を代々木上原にオープン。ミシュランガイド東京で3年連続、星を獲得する人気店へと導いた。現在は「sio」のほか、異なる業態の飲食店を5店舗経営。食のクリエイティヴカンパニー、シズるを設立し、さまざまな食プロジェクトを仕かける。

鳥羽氏の躍進の陰には、人生の半分をともに過ごしてきたnonnative(ノンネイティブ)の洋服と、同ブランドのデザイナー、藤井隆行氏との出会いがあった。

「昔から服が好きで、20年前に見つけた、テーパードパンツに感動して、そこからnonnativeの洋服を買い続けています」

服からクリエイターとしての本質を感じる

鳥羽氏によれば、同ブランドの服は、時代の変化に対応しながら、動きやすいけど、シルエットはスマート。派手ではないが、細かなギミックがあり、そこにクリエイターとしての本質を感じるという。

1年前にずっと憧れていた藤井氏と会う機会があり、そこからは公私にわたる付き合いが始まった。今では店のクリエイティブ面についてのアドバイスをもらう、鳥羽氏にとってメンターのような存在になっていて、その生き方や考え方からも学ぶことが多いという。

「藤井さんは世の中に対してきちっとクライアントワークをしています。デザイナーとして作りたい服を作っているように見えて、実は世の中が求めている服を自分のカラーで作っている。そのスタイルに感銘を受けますし、尊敬しています。藤井さんのフィルターを通して表現すると、新しい提案をしながらもベーシックで洗練されたモノができるんです。着る人のことをどこまでも想像したうえで、肌触りなどの気持ちよさを追求しているところも素敵です。

僕も一番やりたいのは自分が作りたい料理を作ることではなく、お客様が喜ぶモノを自分なりの表現で提供すること。服は売れなかったら商売にならないし、レストランもお客様が来なければダメ。まずはお客様が食べたいモノを見つけたうえで、自分の表現をしていきたい。店全体をとおして、気持ちよさも大切にしたいと思い、人気DJが選曲したコース料理のようなプレイリストを店で流すことも行っています」

精度の高いクリエイティブを呼吸するようにできる感覚が大切。そのためにはインプットの多さが重要だと話す鳥羽氏。特に最近はnonnativeを中心に、流行りの服をひととおり買って試すことで、時代の空気感を体感し、そこから料理のインスピレーションを得ている。

「僕にとっては、コートや小物も含めたトータルコーディネイトを考えることやそれを着た時の高揚感と、コース料理を考えることや店の雰囲気も含めた食事の体感価値は同じなんです」

料理は世の中の課題を解決するツールだと鳥羽氏は言う。

「藤井さんにとって服を作ることが世の中を幸せにすることなら、僕は料理で多くの人をハッピーにしたいんです」

「本日も、満席御礼。」

『本日も、満席御礼。』
幻冬舎 刊/¥1,500+税
なぜ、鳥羽の店は常に満席なのか? 鳥羽は言う。「ぼくは(食の世界に)選ばれた人間だと思う。待遇があまり良くないと言われる食の世界を変えていきたい。食を通じて、愛を配り続けます。プロと一流の違いは愛の濃さだと思うんです。お客さんへの愛、クライアントへの愛、愛があれば、最高の想像力が生まれるし、プラス最高の技術で仕事をすれば、それが人に幸福をもたらす。もう、そこの差しかない」。2022年4⽉27⽇発売

鳥羽周作

料理人/シズる・sio代表取締役
鳥羽周作

1978年埼玉県生まれ。2018年代々木上原にレストラン「sio」をオープン。現在は、東京、大阪、奈良で業態の異なる6 つの飲食店を運営。4月29日に福岡・天神に「o/sio FUKUOKA」「おいしいパスタ」をオープン。

TEXT=石川博也

PHOTOGRAPH=正田真弘(人物)、鈴木規仁(物)

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