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2021.08.24

外食の神様・西山知義が渓流沿いに建設中の大人の秘密基地

西山知義

最高級のグランピングをテーマにつくった湯河原の別荘。お気に入りの椅子でコーヒーを楽しみながら、大人の“秘密基地”の構想を練る。

「高級で高価な椅子よりも、その場に合ったものを選ぶ」
ダイニングイノベーション インベストメント 創業者・西山知義

神奈川県の奥座敷、湯河原。その中心地から10分ほどクルマを走らせた山間の地にその別荘はあった。大きなガラス窓のすぐ外にあるのは広々としたウッドテラス。その向こうには清流・新崎川が流れる。「焼肉ライク」などの外食チェーンを手がけるダイニングイノベーションインベストメント創業者、西山知義さんのお気に入りの景色だ。

西山知義

渓流で釣りを楽しみ、BBQで舌鼓を打ち、仲間と語り合う。そんな“体験”が秘密基地のコンセプト。

「渓流釣りが趣味ということもあって、2〜3年前から川沿いの場所に別荘を建てたいと思い、湯河原近辺で土地を探していたんです。だからここが売りに出た時は、即決でした。700坪以上ありますが、周りは木々に囲まれていて独立している。この場所に大人の“秘密基地”をつくろうと思っています」

ウッドテラスから直接釣りが楽しめるこの別荘は、まだまだ未完成。現在は、薪ストーブのあるテントをイメージした大きなワンルームと来客用のキャンピングカーが置かれているだけだが、今秋までに2棟を建て、ツリーハウスや川と直結したプール、屋外のBBQ施設、さらには菜園やサウナ、ピザ窯などもつくる予定だとか。

西山知義

ウッドテラスから直接釣り糸を垂らして渓流釣りを楽しめる。

「建物同士は木の吊り橋でつなぎます。プールにはブランコもつけて、そのまま飛び込めるようにしたいなあ」

図面を片手に基地の構想を話す西山さんは実に楽しそうだ。

「これまで国内外に5軒の別荘を建てましたが、どうしてもラグジュアリーな雰囲気になりがちでした。そこで今回はグランピングをテーマに、自然と一体化したような別荘にしたかったんです。朝起きて川の音を聞きながらコーヒーを飲み、釣りをして、プールで遊び、焚き火をしてBBQを楽しむ。3つ星シェフに来てもらって最高級の料理をつくってもらうのもいいけれど、ここでは、お金では買うことのできないことを楽しみたいと思っています」

西山知義

名車として知られる「エアストリーム」は、ゲストルームに改装予定。

この秘密基地の特等席、薪ストーブの前に2脚並んで置かれているのがプリズミック アンドブリルの「ブレイクスチェア」。濃い色のマホガニー材のフレームに、革の座面と背もたれがセットされた、ディレクターズチェアのようなデザインの椅子だ。

「この椅子は、軽井沢の別荘でも使っていて気に入っているんです。僕はいつも足を組んで座るんですが、これなら座面が広くて窮屈にならない。つくりもしっかりしていて、でも持ってみると意外に軽いから持ち運びも楽。ラグジュアリーな雰囲気もあるし、アウトドアっぽさもある。究極のグランピングを目指すこの別荘に合っていると思いました」

“おもてなし”のプロフェッショナルともいえる西山さんにとって、椅子は大切なコミュニケーションツール。軽井沢に別荘をつくった時は、自ら椅子をデザインしたこともあるそう。

西山知義

おもてなし用に、20脚ほどの椅子を用意。

「仕事には仕事、レストランにはレストラン、そしてリラックスする場所にはそれにふさわしい椅子がある。この別荘には20脚ほどの椅子があるのかな。高価な椅子を揃えるより、仲間が気楽に集まって座れる、カジュアルな雰囲気にしました」

ウッドテラスには、アウトドアチェアやハンモック、窓際に置かれたソファは、会社から運んできたものだという。

「新しいものを買ってもよかったんだけど、使いこんだ雰囲気と色がこの別荘に合う気がして持ってくることにしました」

高級で高価な有名ブランドよりも、居心地よく自分らしくいられることのほうが贅沢に感じられる時代。外食産業のカリスマは、いち早くそんな空気を読み取っているのかもしれない。

西山知義

BLAKES CHAIR
ブランド:PRIZMIC&BRILL
購入年: 2021年
購入場所:不明

TOMOYOSHI NISHIYAMA
1966年東京都生まれ。’96年に「牛角」1号店を開業し、7年で100店舗に。2012年にダイニングイノベーションを創業し、「焼肉ライク」など数々の人気店をチェーン展開。’20年には、高品質・低価格の「ブルースターバーガー」を開業する。

TEXT=川上康介

PHOTOGRAPH=後藤武浩

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