PERSON

2019.08.20

【EXILE黒木啓司】『豚そば 月や』の透明な豚骨スープ ——連載「九州太鼓判 啓印」Vol.2

「九州の魅力をもっと多くの人に知ってほしいんです」黒木啓司さんのそのひと言でスタートしたのが本連載"啓印(ケイジルシ)"だ。宮崎出身であり、2017年には九州発のエンタテインメントプロジェクト「THE NINE WORLDS」を立ち上げた九州ラバー・黒木さんが九州各地を訪問。そこで出会ったさまざまなヒト・モノ・コトに太鼓判(=啓印)を押していく。

EXILE黒木啓司の九州太鼓判

豚骨の概念を覆す新感覚の淡麗系ラーメン

豚骨ラーメン王国・福岡にあって今、話題を集めているのが、昨年中洲にオープンした「豚そば 月や」。"豚骨=白濁"というイメージを覆すその清湯スープが、ふたつ目の啓印だ。

「濃厚な豚骨ラーメンも好きなのですが、この豚そばを食べてからはすっかりドはまりしてしまいました。こんなに透明なスープなのにもかかわらず、深いコクや旨みをしっかりと感じることができる。あっさりしていながらも豚骨特有のパンチもある、"クリア豚骨"です」

福岡に来たら毎回といっていいほど足を運ぶという黒木さん。「定期的に食べにこないと、なんかウズウズしてくるんです(笑)」

福岡に来たら毎回といっていいほど足を運ぶという黒木さん。「定期的に食べにこないと、なんかウズウズしてくるんです(笑)」

つけ合わせのカボス果汁をたらせば、爽やかな酸味がスープにプラスされコントラストがはっきりとした味わいに変化。また、福岡県で生まれたラーメン用小麦「ラー麦」で作る特注細麺も、スープと繊細に絡み合う。

「この豚そばは、シンプルでありながらすべてにおいてこだわり抜かれています。ディテールにこだわるからこそ、クオリティの高いものが提供できてお客さんに満足してもらえる。それは、僕が生きるエンタテインメントの世界でも同じこと。ジャンルは違うけれど、『月や』のそうした姿勢からは僕もいろいろと学ばせてもらっています」

丁寧に血抜き、アク取りを繰り返し、沸騰させずにじっくりと煮出すことで透明なスープができあがる。

丁寧に血抜き、アク取りを繰り返し、沸騰させずにじっくりと煮出すことで透明なスープができあがる。

目を疑うほど透明な豚骨スープに、トッピングは茹で豚のみ。胃もたれしにくいあっさりとした味わいは女性にも大人気。

目を疑うほど透明な豚骨スープに、トッピングは茹で豚のみ。胃もたれしにくいあっさりとした味わいは女性にも大人気。

住所:福岡県福岡市博多区中洲2-5-2 TEL:092-262-3505 営業時間:19:00 ~ L.O. 26:30 休み:日曜・祝日

Keiji Kuroki
1980年宮崎県生まれ。EXILE/EXILE THE SECONDメンバー。2009年、EXILEに加入し、’16年にはEXILE THE SECONDとして本格始動。また、九州を盛り上げるプロジェクト「THE NINE WORLDS」を手がけている。

TEXT=宮寺拓馬(編集部)

PHOTOGRAPH=林田大輔

HAIR&MAKE-UP=原早代(CONTINUE)

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