昨日はロンドンで打ち合わせ、今日はニューヨークでコンサートと、ワールドワイドに活躍しているYOSHIKI。それを可能にするのは、プライベートジェットのフル活用だった。
プライベートジェットで駆け抜ける
アメリカ・ロサンジェルスに拠点を置くYOSHIKI。年半分はLAで過ごし、2ヵ月は日本、残り4ヵ月は世界各地を飛び回る、ジェットセッターだ。
「去年は映画(『WE ARE X』)のプロモーションでヨーロッパ10ヵ国を13日間で回りました。1ヵ国平均すると滞在日数約1日(笑)。さすがにハードでしたが、僕にとってはわりと普通のこと。『地球に住んでいる』という感覚で、国から国へと移動します」
そんな超人的スケジュールを可能にするのが、プライベートジェットの活用だ。目的地や人数に応じてチャーターしている。
「目的地に最短で到着できるし、空港での手続きに時間がかからないので、忙しい僕にとっては本当に便利。もっとも、バケーションで旅したことは、ここ十数年ないんじゃないかな。仕事関連か、友人や知人に招かれるなど、〝呼ばれて行く〞ばかりで」
滞在できるのが1日であっても、都合がつけば出向く。それは、「縁があるということだから」。
「昔から、〝生かされている〞という感覚があるんですよ。自分の意思とは別の力に導かれているというか。だから、やってきた波には逆らわず、乗るようにしています。これだけ忙しいのにタイミングが合うのは、まさに縁なのだろうと思うし」
その縁が次の縁につながり、新たな世界に導いてくれることもある。実際、ゴールデングローブ賞の公式テーマ曲を手がけることになったのも、知人に誘われて授賞式を見に行き、運営者と知り合ったのがきっかけに。
「いろいろな国を訪れて感じるのは、世界の壁。それを越え、日本人アーティストの音楽がもっと世界に広まれば……。その夢が達成できたら、やっとバケーションに出かけられるかな。南の島のリゾートを貸し切って、のんびりというのもいいかも。でも今、僕はやっと土俵に上がったようなもの。だから当分先になりそうだけどね(笑)」
X JAPAN YOSHIKI
作詞家、作曲家、X JAPANのリーダーであり、実業家としての顔も持つ。交友関係は幅広く、世界的アーティストとの共演には毎回注目が集まる。全世界配信されたサラ・ブライトマンとの「Miracle」も大きな話題に。