温泉大国ニッポンの最新かつ最上質なステイ先をご紹介。大自然と一体化したホテル、デザインのいい旅館、美食を極めた宿……。心と身体を癒やし、明日へのパワーをチャージしたい! 今回は、静岡・御殿場の「富士スピードウェイホテル」を紹介する。【特集 ホテル案内2023】
サーキットを満喫し、富士の恵みの湯に浸る
東名高速道路の御殿場インターチェンジを降りて、霊峰富士の懐に招かれるように北へ。30分ほどクルマを飛ばすと、レースカーを走らせる豪快なエンジン音が響いてくる。国際レーシングコースを有する富士スピードウェイだ。
澄んだ空気と輝く緑を楽しみながらゲートを迂回すると、そこにあるのが「富士スピードウェイホテル」。サーキットと隣接した、2022年10月に開業のラグジュアリーホテルだ。ハイアットが展開する日本初の「アンバウンド コレクション By Hyatt」で、それはホテルひとつひとつのストーリーを意識した、個性豊かなシリーズ。唯一無二のホテルには物語があり、ここから新しい物語が生まれる。
入口では、クルマのパーツを使用したアートピースが迎えてくれる。3階まで吹き抜けのエントランス内は近未来空間さながら。カーマニアには垂涎のクルマが並ぶ「富士モータースポーツミュージアム」と一体化している。壁、フロア、天井……、館内の至る所にクルマのアート、デザインが施され、ホテルそのものがクルマをモチーフにした“作品”のよう。滞在中ずっとワクワクさせてくれる。
客室数はヴィラを含めて120。宿泊する部屋のセレクト次第で異なる“ストーリー”を体験できる。全客室のおよそ半数はサーキットビュー。広い窓からコースを望む。バルコニーはさながらVIPシートだ。さらに、もう半数の客室は富士山ビュー。窓からのぞく富士山は、春夏秋冬、花や太陽や紅葉や雪によって表情を変える。
霊峰からは自然の恵みも。雪解けの水は土深く沁みこみ、地下1500メートルで温泉となる。その源泉を汲み上げた大浴場が富士大御神(おおみかみ)温泉。天気に恵まれた早朝、朝日に満たされた浴室に入ると、湯けむりの向こうには富士山が聳(そび)えている。
富士と温泉―それは抜群の相性だ。少し熱めの湯に全身を浸けると、とろりとした湯が身体の芯まで温めてくれる。
Fuji Speedway Hotel/富士スピードウェイホテル
住所:静岡県駿東郡小山町大御神645
TEL:0550-20-1234
料金:1泊¥61,156~(2名1室利用時、朝食つき、税サ込、入湯税別)
施設:客室120室(ヴィラ5室含む)、イタリアン、炉端、バー、スパ、プール、ジム、モータースポーツミュージアムほか
▶︎ Focus
Technogymのマシンが並ぶジムには、プロのレーサーが実際に練習で使用するドライブシミュレーター、TSK Racing-Simulator TranscubeProを設置。ランボルギーニ、ポルシェ、メルセデス、アウディ、トヨタ……などの各車種を選び、富士スピードウェイのコースを走る。迫力ある音、ハンドルの重さ、シートからの振動などリアルで本気の体験ができる。
▶︎ Special
スパも大充実。サーキットを訪れている間、パートナーはここで至福の時間を過ごせる。
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