ホテル海外旅行が制限されている今、日本のよさを見直す旅への注目が高まりつつある。ひっそりとプライベート感に溢れ唯一無二の体験ができる滞在のスタイル。自分の時間を取り戻せる空間でゆったりと過ごす、そんなホテル&宿を紹介する。今回は、心と身体で感動を味わうプライベートヴィラ&離れ編。 ※GOETHE2020年10月号掲載記事を再編
プライベートガーデンはアマネムで最大の面積!
伊勢志摩国立公園内、英虞湾(あごわん)を望む自然と文化が豊かな地に建つアマネム。半島に24のスイートと5つのヴィラが点在する客室のなかでも、特別な存在が2020年4月にオープンしたツキヴィラだ。
すでにある4つのヴィラとの大きな違いは、376㎡の広さを誇るプライベートガーデンと東屋の温泉施設。
広大な庭では、人の目を気にすることなくガーデンピクニックも行える。母屋をはさんだ場所に建つ東屋は、露天と内湯、さらにクールダウンスペースを完備。心ゆくまで温泉を満喫できる。
アマネムは、国内最高水準のサーマルスプリングを擁するデスティネーションスパ。免疫を強化するメニューなどを多彩に用意する。また、鍼灸や指圧も織り交ぜた施術をゲストに合わせてオーダーメイドしてくれる。
続きはこちら
アマネム ツキヴィラ
住所:三重県志摩市浜島町迫子2165
TEL:0599-52-5000
客室数:ツキヴィラ含め5棟、〈本館〉スイート24室
料金:¥370,000~(1棟あたり、朝食4名分つき、税サ別)
施設:温泉ほか、〈本館〉ダイニング、スパ、プールほか
修善寺の名旅館の究極のもてなしを存分に味わう
もてなしの美学において、つねに東日本一の評価を得る修善寺の名旅館、あさば。
建て替えを経て、昨年5月にオープンした「はなれ 天鼓」は、家族や仲間で泊まれる海外のヴィラのような部屋を作りたいという主人と女将の想いが結実したもの。
ふたりは、建築からリネンなどの細部にまで徹底的にこだわったがゆえ、その完成は1年ほど遅れてしまったという。
2〜6名で滞在できる特別な離れは、平屋の日本家屋。220㎡の贅沢な広さの空間の中にある本間、主寝室、内風呂と露天風呂では、どこからも竹林から池へ水が流れていく優美な風景を眺められる。
続きはこちら
Asaba Hanare Tenko
住所:静岡県伊豆市修善寺3450-1
TEL:0558-72-7000
客室数:離れ1棟、〈本館〉15室
料金:ひとり¥275,150~(2名1棟利用時、夕朝食つき、税サ込)
施設:露天風呂ほか、〈本館〉大浴場、能舞台、スパ、サロンほか